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歌曲集 「ジプシーの歌」より “わが母の教え給いし歌”

 

 

 

ソプラノ歌手のレパートリーになった名旋律

 

我が母の教えたまいし歌は、1880年に作曲された《ジプシー歌曲集》Op.55の第4曲で、アドルフ・ハイドゥークによるチェコ語詩から、ドヴォルジャーク自身がドイツ語訳した詞に作曲しました。

 

歌曲集の歌詞は、荒野を放浪する女性ジプシーによる一人語りの形式が採られ、第4曲の『我が母の教えたまいし歌』を含む7曲から成ります。

1.わが歌ひびけ【My Song of Love Rings Through the Dusk】
Mein Lied ertönt, ein Liebespsalm

 

2.きけよトライアングル【Hey, Ring Out, My Triangle】
Ei, wie mein Triangel wunderherrlich läutet

 

3.森はしずかに【All Round About the Woods are Still】
Rings ist der Wald so stumm und still

 

4.母が教えてくれた歌【Songs My Mother Taught Me】
Als die alte Mutter mich noch lehrte singen

 

5.弦を整えて【Come and Join the Dance】
Reingestimmt die Saiten

 

6.ゆったりと軽い服を着て【The Gypsy Songman】
In dem weiten, breiten, luft’gen Leinenkleide

 

7.タカの翼は【Give a Hawk a Fine Cage】
Horstet hoch der Habicht auf den Felsenhöhen

「わが母の教え給いし歌」は、同曲集の中でもドヴォルジャークの歌曲の中でも最も有名で、フリッツ・クライスラーが、ヴァイオリンとピアノのために編曲したことによって一層有名になりました。

 

日本語名の「我が母の教えたまいし歌」は、英語名“Songs My Mother Taught Me ”からの訳であり、ドイツ語では「老いた母さんが歌うことを私にまだ教えてくれた時 Als die alte Mutter mich noch lehrte singen 」という題名と歌詞になっています。

 

伝統的にソプラノ歌手によって好んで取り上げられており、オペラ歌手ネリー・メルバ(Nellie Melba/1861-1931)、ベルカント・ソプラノ歌手ジョーン・サザーランド(サザランド/Joan Sutherland/1926-2010)、アンジェラ・ゲオルギュー (Angela Gheorghiu/1965-) 、シャルロット・チャーチ(Charlotte Maria Church/1986-)などによって歌われてきました。

  • チェコ語の歌詞

Když mne stará matka zpívat, zpívat učívala,
podivno, že často, často slzívala.
A teď také pláčem snědé líce mučím,
když cigánské děti hrát a zpívat, hrát a zpívat učím!

  • ドイツ語の歌詞

Als die alte Mutter mich noch lehrte singen,
tränen in den Wimpern gar so oft ihr hingen.
Jetzt, wo ich die Kleinen selber üb im Sange,
rieselt's in den Bart oft, rieselt's oft von der braunen Wange.

  • 日本語訳(意訳)

老いた母が歌を教えてくれた時 時々涙を浮かべていた

 

今 ジプシーの子らに歌を教えながら 私の褐色の肌にも涙がこぼれ落ちる

 

 

 
  







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