歌劇《ルサルカ》より 「月に寄せる歌」【ドヴォルザーク】~音楽作品 名曲と代表曲
単独で歌われることも多い名アリア
『ルサルカ』Op.114(B203)は、ドヴォルザークが1900年4月から11月にかけて作曲した全3幕のオペラで、ドヴォルザークのオペラ作品の中でも特に知られている作品です。
「ルサルカ」とはスラヴ神話の水の女神のことで、若くして死んだ花嫁や水の事故で死んだ女性がなると言われています。
初演は翌年の1901年3月、プラハ国民劇場でカレル・コヴァジョヴィツの演奏により行われ、台本はヤロスラフ・クヴァピルが担当しました。
最も有名なアリアは、第一幕からの『月に寄せる歌』であり、単独での演奏や録音される機会が多く、またバイオリン用に編曲され映画のサントラにも利用されてきました。
物語は悲しくもメルヘンチックな話で、「月に寄せる歌」は第1幕でルサルカが王子を想って歌う名アリアで、ソプラノが揃い踏みでレパートリーとしています。