序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28【サン=サーンス】~音楽作品 名曲と代表曲
サラサーテのツィゴイネルワイゼンと並ぶ人気のヴァイオリン独奏曲
『序奏とロンド・カプリチオーソ』は、ヴァイオリンと管弦楽のための協奏的作品で、ピアノ伴奏版でも演奏されます。
名ヴァイオリニストのパブロ・デ・サラサーテに献呈された独奏曲の名品で、スペイン出身のサラサーテにちなみスペイン風の要素が取り入れられている作品です。
多方面に交流があったサン=サーンスの親友の一人に、ヴァイオリンの名手であるパブロ・デ・サラサーテがおり、サン=サーンスはサラサーテのためにいくつかのヴァイオリン曲を献呈していて、『序奏とロンド・カプリチオーソ』もその中の作品の一つです。
1863年に作曲され、初演は1864年4月4日にサラサーテの独奏、サン=サーンスの指揮で行われました。
初演当時から広く支持され、現在でもサン=サーンスの最も人気のある作品の一つで、指折りの有名曲となっています。