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シシリエンヌ Op.78 [ピアノ版]

 

 

フォーレによって見事に復活したシシリエンヌ

 

南フランスのパミエで教師の家庭に生まれたフォーレは、幼い頃から教会のリード・オルガンに触れるうちに天性の楽才を見い出され、パリの宗教音楽学校に通い始めます。

 

パリの宗教音楽学校では、1861年から教師としてやってきたサン=サーンスにピアノと作曲を師事し、1865年に卒業した後はレンヌの教会オルガニストなどの職を経て、パリのマドレーヌ教会でオルガニストとなりました。

 

パリのマドレーヌ教会

 

マドレーヌ教会の「マドレーヌ」とは、フランス語で「聖女マグダラのマリア」を意味しています。

 

その後も各地の教会でオルガニストや楽長を歴任したほか、パリ音楽院の院長を務めるなど教育面でも大きな貢献をしました。また、1871年にはサン=サーンスとフランクらと共に、フランス国民音楽協会の設立に参加しました。

 

そのしなやかな抒情性と優れた平衡感覚によって、フランクに代表される濃厚なロマンティシズムと、ドビュッシーの印象主義との橋渡し役を果たしました。

 

作品はあらゆる分野に渡っていますが、ピアノ曲、室内楽曲、歌曲などの小規模な楽曲にフォーレの特色がよく表されています。

 

「シシリエンヌ(シチリアーノ)」は1898年に作曲された室内楽曲で、後に戯曲『ペレアスとメリザンド』第5曲として転用された楽曲です。

 

「シシリエンヌ」とは、17-18世紀イタリアのシチリア半島の舞曲の名称が語源で、ルネサンス音楽末期から初期バロック音楽に遡る舞曲の一つです。

 

「シチリアーノ」「シシリアーノ」「シチリアーナ」「シチリア舞曲」などとも呼ばれ、フォーレの出身のフランス語の女性名詞・シシリエンヌ(Sicilienne)も用語法として定着しています。

 

ゆるやかな8分の6拍子または8分の12拍子で作曲され、付点リズムとゆったりとした優雅なテンポが特徴的です。

 

器楽曲の楽章として利用されただけではなく、オペラ・アリアにも応用されていて、フォーレの他にもバッハやヘンデル、レスピーギが作品を書いています。

 

フォーレの作品は起伏の大きな旋律の美しさや特有の気品ある趣きから、フォーレのシシリエンヌとして名高く、ピアノと独奏楽器のデュオに編曲されるなど、独立して演奏されることも多い作品です。

 

 

 
  







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