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交響曲第2番 ニ長調 Op.73 第1楽章

 

 

牧歌的で自然への憧憬に満ちた交響曲

 

『交響曲第2番』は1877年に作曲された作品で、緊密な構築性や劇的な性格が前面に打ち出された「第1番」とは対照的に、伸びやかで快活な雰囲気を示しています。

 

「第1番」の完成後(1876年秋)間もなくした1877年6月から9月にかけて作曲され、初演は同年12月30日ウィーンにおいて、ハンス・リヒター指揮のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によって行われました。

 

この初演では第3楽章がアンコールされ大成功を収めました。ブラームスは翌年の1878年9月に故郷のハンブルクに招かれ、自身の指揮によって再演を果たしています。

 

1877年6月、ブラームスは南オーストリアのケルンテン地方、ヴェルター湖畔にあるペルチャッハに避暑のため滞在し、この地で「第2番」の作曲に取り掛かりました。

 

9月頃にはほぼ完成させていて、10月にバーデン=バーデン近郊のリヒテンタールに移り、そこで全曲を書き上げ完成させました。

 

「第1番」が20年以上の歳月を費やして書かれたのに対して、この「第2番」は4ヶ月間という短期間のうちに一気に書き上げられています。

 

第1楽章の牧歌的な響きからベートーヴェンの交響曲第6番「田園」に例えられ、「ブラームスの田園交響曲」と呼ばれることもあります。

 

第1楽章は、曲頭で低弦が奏でるモティーフが全曲を基礎づける基本的動機であり、その上に乗ってホルンと木管が第1主題を提示します。

 

やがて基本動機を発展させた伸びやかな旋律が、突然のようにヴァイオリンによって歌い出され、第2主題はヴィオラとチェロによって提示されます。

 

また直ぐに別の付点を効かせた新しい素材が出されますが、このように異なる素材を次々と並列していくところにも、ブラームス的手法の一つの特徴を垣間見ることができます。

 

 

 
  





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