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ワルツ第15番 変イ長調 Op.39-15

 

 

様々な性格の違いが見られる曲集の中でも一際愛に溢れるワルツ

 

「ワルツ第15番」は、ピアノ連弾曲集《16のワルツ(4手のためのワルツ集)》Op.39の第15曲目の楽曲で、曲集中で最も有名な第15番は『愛のワルツ』の名で親しまれています。

 

ブラームスが故郷のハンブルグを去り、作曲家としてウィーンで新生活を始めて3年目の年で、ブラームスが30歳過ぎの頃の作品です。

 

1865年に出版され、独奏版を畏友エドゥアルト・ハンスリックに献呈されていますが、献呈された音楽評論家のハンスリックは次のように述べています。

あのシューマンの弟子で真面目で無口なブラームス。北ドイツのプレテスタントで、シューマンのように非世俗的な男がワルツを書いた。

この作品が書かれた頃の音楽界は、J.シュトラウスのウィンナーワルツが全盛期の時代で、ショパンと同様にブラームスもまた、ワルツは踊るための娯楽音楽に過ぎないと考えていました。

 

その絶対音楽の推進者とされていたブラームスが、ワルツを作曲したことにハンスリックは驚きを示したといいます。

 

ピアノ連弾曲集《16のワルツ(4手のためのワルツ集)》Op.39は、楽曲ごとにリズムに凝ったものなど様々な性格の違いが見られ、スラヴ風の愁いを含んだものやハンガリー風の賑やかな曲想を持つもの、また子守唄風のものや夜想曲風のものなど様々です。

 

簡潔で素朴な中にも緊密で明晰な形式感があり、音楽的な趣味といったブラームス作品の特徴が凝縮されており、ショパンの《前奏曲集》Op.28と似たような特質を帯びています。

 

当初、4手のピアノ連弾用に作曲された作品集は、ブラームス自身の見込みに反して、ビーダーマイヤー時代における家庭音楽への需要の高さから反響を呼び、同時に編曲されていた独奏版も発表されました。

 

 

 
  





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