セザール・フランク 【César-Auguste-Jean-Guillaume-Hubert Franck】 (1822-1890)
セザール=オーギュスト=ジャン=ギヨーム=ユベール・フランク(César-Auguste-Jean-Guillaume-Hubert Franck, 1822年12月10日 - 1890年11月8日)は、ベルギー出身のフランスで活動した作曲家、オルガニスト。
リストやショパンにも才能を注目されましたが、ピアノ教師、その後教会オルガニストとして慎ましい生活を送りました。
この間の作曲家としては、オラトリオなど宗教音楽を中心に手がけ、1871年にはサン=サーンスやフォーレらと共にフランス国民音楽協会の設立に加わり、1872年にパリ音楽院の教授に迎えられました。
最晩年の1885年頃からヴァイオリンソナタ イ長調(同郷のヴァイオリニストのイザイのために作曲)、交響曲ニ短調など、現在よく知られる代表作を次々に産み出してにわかに注目されました。
彼の弟子のヴァンサン・ダンディ、エルネスト・ショーソン、ガブリエル・ピエルネ、アンリ・デュパルク、ギー・ロパルツや、その影響を受けたアルベリク・マニャールらは“フランキスト”と呼ばれ、後にドビュッシーらの印象主義音楽と対抗することになります。