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交響曲 第8番 ハ短調 第4楽章 [CODA]

 

 

次元を超えた大自然・大宇宙の音楽

 

ブルックナーの音楽は、大自然や大宇宙の世界を描く壮大なもので、この第4楽章のコーダも全ての交響曲の中で違う次元を誇り、壮大で感動的な締め括りになっています。

 

このブルックナーを代表する「ブル8」と呼ばれる「交響曲第8番」は、ベートーヴェンの「運命」やブラームスの「交響曲第1番」と同じハ短調の調性で、また短調で始まる音楽が様々なドラマを経て、ハ長調で完結するという流れも同様です。

 

ハ短調で始まりハ長調で終結するという形式上の事実だけではなく、人間の存在の孤独や悲しみが音楽の中で浄化され、人智を超えた大いなる存在の次元に精神が達し、同じ領域に到達して書かれているということです。

 

ブルックナーは、この交響曲以降はベートーヴェンの交響曲第9番と同様に、第2楽章にスケルツォ、第3楽章に緩徐楽章を置く楽章配置を採用しています。

 

「第8番」は第1稿が仕上げられたあと、色々と批判を受けて第1稿に手が加えられ、第2稿がまとめ上げられて「改訂版」として出版されましたが、そこにはさらに他人の意見を取り入れたと思われる改訂が施されていました。

 

この「交響曲第8番」は、ブルックナーの作品を世界に広めようと努力していた、彼の身内である友人や弟子たちの助言や忠告によって改作されているのです。

 

ブルックナーに改作を要求することは、たとえ友人や弟子であっても一種の越権行為であると言えますが、それに応じたのはブルックナー自身です。

 

第2稿のいっそう厳格な美しさを称えた版の方が、好んで演奏されることを考えたか否かはわかりませんが、現在の演奏では殆どこの改訂された「1890年・第2稿」が採用されています。

 

 

 
  





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