5つの小品 [樹木の組曲] から 第5曲 「樅の木」 Op.75-5
大自然の森に群生する樅の木をテーマにした小品
「5つの小品(樹木の組曲)」の第5曲「樅の木」は、1914年にシベリウスが作曲した美しい小品です。
シベリウスの祖国フィンランド国民からも特に愛されている第5曲「樅の木」は、フィンランドを象徴する大自然の森に群生する樅の木をテーマにした楽曲です。
皇后陛下美智子様が失語症に苦しまれていた時に、ピアニストの舘野泉さんが皇居を訪れ妃殿下のために、「5つの小品(樹木の組曲)」の第5曲「樅の木」を演奏されました。
舘野さんによって「樹木の組曲」と呼ばれるようになり、この小品集にはそれぞれ樹にちなんだポプラ、白樺といった表題が付けられています。