アグスティン・バリオス 【Agustín Pío Barrios】 (1885-1944)
アグスティン・ピオ・バリオス(Agustín Pío Barrios, 1885年5月5日 サン・ファン・バウティスタ・デ・ラス・ミショーネス - 1944年8月7日 サンサルバドル)はパラグアイのギタリスト・作曲家・詩人で、アグスティン・バリオス=マンゴレ(Agustín Barrios Mangoré)とも呼ばれます。
大方散逸したとは言え、バリオスは300曲以上のギター伴奏歌曲を作曲し、それらの歌詞もバリオスが手ずから書き上げています。
頻繁な南米旅行を通じて幾多の友情にも恵まれ、友人や支持者に自作の詩を手書きで与えていたことは有名でした。
そのためにバリオスの詩作品は、中南米(ラテンアメリカ)各地やアメリカ合衆国で、異なる版が出回る結果となっています。
その後も中南米の多くの国で演奏活動を続け、1934年から1936年にはヨーロッパを訪問して名声を博しました。
晩年は中米のエルサルバドルの音楽院でギター科教授を勤め、パラグアイではバリオスは今なお尊敬されており、すべての時代を通じて最も偉大な音楽家の一人と見られています。