DTM/DAW関連用語【エ】
DTM/DAW関連用語 |
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エイリアス |
表記 |
〔alias〕 |
解説 |
コマンドなどを違う短い名前や分かりやすい別名で定義して使用すること。Mac OSではアイコンに対する表面的な複製(コピーと違い実体はない)のことをいいます。階層の深いところにあるアイコンのエイリアスを、デスクトップなどに作成することでアクセスがしやすいようになります。WINDOWSでも同様にショート・カット・アイコンという機能があります。 |
DTM/DAW関連用語 |
エキサイター |
表記 |
〔exciter〕 |
解説 |
高域の倍音を強調することによって、音にメリハリを付けるエフェクター。埋もれた音を前面に出す効果があり、ボーカルや生楽器などに使われることが多いです。 |
DTM/DAW関連用語 |
エクスキュート |
表記 |
〔execute〕 |
解説 |
処理を実行すること。 |
DTM/DAW関連用語 |
エクスターナル・シンク |
表記 |
〔external sync〕 |
解説 |
シーケンサーやドラム・マシンで外部からのクロックでテンポを管理すること、またはそのモード。 |
DTM/DAW関連用語 |
エクスチェンジ |
表記 |
〔exchange〕 |
解説 |
交換のこと。DAWソフトウェアでは、任意のMIDIデータやオーディオ・データを入れ換える機能のこと。 |
DTM/DAW関連用語 |
エクスパンダー |
表記 |
〔expander〕 |
解説 |
ダイナミクス系に分類されるエフェクターの一つ。コンプレッサーと逆の動作をし、小さな音はより小さく大きな音はより大きくするという効果を持ちます。ノイズ・ゲート同様にノイズを処理する際に使われることが多いですが、ノイズ・ゲートが無音時のノイズ処理に有効なのに対して、エクスパンダーは音が鳴っているときの処理に有効です。例えばギターのスライド音やレコーディング時の雑音などの、小さな音をより目立たなくするために用いられたり、ドラムの録音時にハイハットを録っているマイクにスネアの響きなどが入ってしまった場合などに使用されます。 |
DTM/DAW関連用語 |
エクスプレッション |
表記 |
〔expression〕 |
解説 |
「表現する」という意味。演奏表現としては、楽器の音量などをコントロールして抑揚を付けることを指します。 |
DTM/DAW関連用語 |
エクスプレッション・ペダル |
表記 |
〔expression pedal〕 |
解説 |
エクスプレッションを足でコントロールするための装置。 |
DTM/DAW関連用語 |
エクスポーネンシャル |
表記 |
〔exponential〕 |
解説 |
「指数的な」の意味。「直線的な」を意味するリニアに比べて、僅かな値の動き(入力)で大きな作用(出力)を得ます。 |
DTM/DAW関連用語 |
エコー |
表記 |
〔echo〕 |
解説 |
「こだま」の意味。音源から直接耳に届いた音を直接音と呼び、1回以上壁などに反射してから耳に届く音を反射音と呼びますが、エコーはその反射音全体(反響)を指します。エフェクターとしては反響を作り出すディレイ、遅れてくる時間の異なった無数の反射音の単体が識別できないほど合成された、残響を作り出すリバーブがありますが、エフェクトとしてのエコーは反響に残響を加えたものが多いです。レコーディングにおいてのエコーを指す場合は、音を響かせる部屋(エコールーム)で実際の反響音を得るルームエコー、テープに録音して再生し原音との時間差を利用して反響音を作るテープエコーが一般的です。 |
DTM/DAW関連用語 |
エスケープ |
表記 |
〔escape〕 |
解説 |
「逃げる」の意味。コンピューターやシンセサイザーでは、あるモードから抜けることを指します。PCのキーボードにはエスケープ・キー(esc)があり、ある動作をキャンセルする場合などに使われます。 |
DTM/DAW関連用語 |
エスエープ・キー |
表記 |
〔escape key〕 |
解説 |
コンピューター・キーボード上のキーの一種。あるモードを抜け出す時に使用するもので、escと表記されている場合が多いです。コマンドの実行などをキャンセルするためにも使用され、ワープロなどで文字変換を行った後にescキーを押すと変換がキャンセルされます。 |
DTM/DAW関連用語 |
エディター |
表記 |
〔editor〕 |
解説 |
コンピューター用語としては、データを編集するための機器やプログラムのことを指します。テキスト・ファイルを編集するためのテキスト・エディターが一般的ですが、デジタル・シンセサイザーの膨大なパラメーターを編集して、音色作りを効率的に行うための外部コントローラーや、PC上で動作するソフトウェアなどもエディターと呼ばれます。 |
DTM/DAW関連用語 |
エディット |
表記 |
〔edit〕 |
解説 |
編集のこと。元々はテープによるレコーディングや映像制作において、オーディオ・テープやビデオ・テープを切り貼りしたり、ダビングする編集作業のことを音楽や映像の分野ではエディットと呼んでおり、こうした作業をコンピューター・ソフトを使って行う場合も同様にエディットと呼びます。シーケンサーやDAWソフトウェアでは、入力したMIDIデータやオーディオ・データを修正したり、順序を入れ替えたりする作業全般がエディットに相当します。またシンセサイザーでは、音色パラメーターに修正を加えた音色作りをする作業のことを指します。エディットと呼ばれる作業の基本操作には、コピー(転写)、ペースト(貼り付け)、イレース(消去)、デリート(削除)、カット(切り取り)などがあり、PCではクリップボードと呼ばれる記憶領域(バッファ)を使ってエディット作業が行われます。 |
DTM/DAW関連用語 |
エフェクター |
表記 |
〔effects〕 |
解説 |
電気信号化した音またはデジタル化した音声データを加工し、原音とは異なった音に変化させる機器及びソフトウェアを指します。得られる効果や機器の形状・サイズは様々で、演奏時にかける使用方法も、録音されたオーディオ信号や声データにかける場合など様々です。エフェクターは色々な観点から分類されていますが、得られる効果を中心として次にように分類されるのが一般的です。 ①空間系…エコー、リバーブ、ディレイ、ピッチシフター、3D系など。 ②ダイナミクス/フィルター系…コンプレッサー/リミッター、エキスパンダー/ノイズ・ゲート、イコライザー、エキサイター、ワウワウ、ボコーダー、ディエッサーなど。 ③モジュレーション系…トレモロ、オートパン、フェイザー、フランジャー、コーラス、ロータリー・エフェクトなど。 ④歪み系…ディストーション、オーバードライブ、ファズ、リング・モジュレーターなど。 ⑤シミュレーション系…アンプ・シミュレーターなど。 今日、楽器にかける場合では先述した様々なエフェクトを統合し、自由に組み合わせることのできるマルチエフェクターが主流となっています。レコーディング時に使用する場合は、DAWソフトウェアなどにプラグインとして組み込んで使用する、ソフトウェア・タイプのエフェクターが多用されています。エフェクターの使用方法には、あるチャンネルの音声信号を直接エフェクターに入力して再びチャンネルに戻す方法と、入力信号を分岐してエフェクターに送り、リターン回路に戻す方法があります。前者の方法は出力された信号は全てエフェクターによって変化させられた音になり、歪み系やシミュレーション系のエフェクターなどに用いられます。後者の方法はエフェクト音と元の音を任意の割合でミックスさせることができ、空間系のエフェクターなどに用いられます。また音声データではなく、MIDIデータにかけてディレイや各種フィルターの効果を得るMIDIエフェクターもあります。 |
DTM/DAW関連用語 |
エディティング・ソフトウェア |
表記 |
〔editing software〕 |
解説 |
シンセサイザーの音色を編集するためのコンピューター・ソフトウェア。 |
DTM/DAW関連用語 |
エフェクト |
表記 |
〔effect〕 |
解説 |
効果のこと。一般的に音楽の分野ではエフェクターによって得られる効果を指しますが、エフェクターそのものを指すこともあります。またミキサーにはその機器のメイン出力とは別に、エフェクターに送る信号レベルを決めるツマミを持つ機種があり、そのツマミを指す場合もあります。また、演奏方法によって得られる効果をエフェクトと呼ぶこともあります。 |
DTM/DAW関連用語 |
エフェクト・ループ |
表記 |
〔effect loop〕 |
解説 |
ミキサーなどの機器で、メインの経路から一度信号を取り出し再び戻すような信号経路のこと。一般的にエフェクターをかけるために用いられるためエフェクト・ループと呼ばれ、エフェクト・センドからエフェクターを経由してエフェクト・リターンに戻ります。 |
DTM/DAW関連用語 |
エミュレーション |
表記 |
〔emulation〕 |
解説 |
あるハードウェアやソフトウェアを用いて、異なる別のハードウェアやソフトウェアの動作を行わせること。例えばMacOS上で、WINDOWSの動作をエミュレーションするソフトウェアなどがあります。 |
DTM/DAW関連用語 |
エラー |
表記 |
〔error〕 |
解説 |
誤りのこと。PCソフトウェアでは想定していない操作が行われたり、データが入力された場合にプログラムがエラーと判断し、エラー・メッセージを表示するなどの動作が行われます。 |
DTM/DAW関連用語 |
エンコード |
表記 |
〔encode〕 |
解説 |
符号化のことで、信号や情報を処理するシステムに合わせて加工することを指します。オーディオ用語としては、テープレコーダーの持つダイナミック・レンジ以上の信号を録音・再生するために入力信号を圧縮することなどを指します。コンピューターではデータの圧縮や暗号化など、一定の規則に従ってデータを変換することを指します。エンコード処理を行う機器やソフトウェアはエンコーダーと呼ばれ、デコーダーと呼ばれる機器やソフトウェアで元の信号に復元されます。 |
DTM/DAW関連用語 |
エントリー |
表記 |
〔entry〕 |
解説 |
パラメーターに値を入力すること。 |
DTM/DAW関連用語 |
エンべロープ・ジェネレーター |
表記 |
〔envelope generator/EG〕 |
解説 |
エンべロープ・カーブを作る回路またはユニットのことで、EGと表記されます。シンセサイザー固有の機能で音の「出方」「消え方」などを設定し、音量や音色をコントロールします。最も一般的なのはADSR方式で、A=アタック・タイム、D=ディケイ・タイム、S=サスティン・レベル、R=リリース・タイムの4つのパラメーターでエンベロープ・カーブを設定する方法(fig)。デジタル・シンセサイザーの中には、タイム(時間)ではなくレイト(次のレベルへ向かう傾き)でエンベロープを設定するものもあります。またエンべロープの各ポイントごとにレベル、タイム/レイトを設定できるようにした、ADSR方式をさらに発展させた機種も多いです。 |
DTM/DAW関連用語 |
エンハンサー |
表記 |
〔enhancer〕 |
解説 |
高域の倍音を強調して音色をはっきりとさせるエフェクターのこと。原音に含まれる倍音を強調するハーモニック・エキサイターと、位相を微妙にずらして音色を太くするフェイズ・エキサイターの2種類があります。 |
DTM/DAW関連用語 |
エンベロープ |
表記 |
〔envelope〕 |
解説 |
楽器の音量や音色の時間的変化を示すカーブのこと。 |