DTM/DAW関連用語【タ】
DTM/DAW関連用語 |
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ダイナミクス |
表記 |
〔dynamics〕 |
解説 |
音の強弱の変化によって曲の表情を変えていく表現方法のこと。絶対的な音の強弱ではなく、曲による相対的な強弱によって変化を付けていきます。強弱記号によって譜面で指示されることもありますが、演奏者自身の解釈で強弱を付けていく場合が多いです。またダイナミクス系のエフェクターといった場合には、音量を操作するコンプレッサー、リミッター、マキシマイザー、ディエッサーなどを指します。 |
DTM/DAW関連用語 |
タイマー |
表記 |
〔timer〕 |
解説 |
時間を管理する装置。テンポ管理を行う必要のあるシーケンサーやPC、リズム・マシンなどの電子機器の場合、機器に内蔵された装置のことを指します。 |
DTM/DAW関連用語 |
タイミング・クロック |
表記 |
〔timingclock〕 |
解説 |
MIDIシステム・リアルタイム・メッセージの一つ。1拍あたり24個のクロックが送信され、機器同士を同期させるために使用されます。 |
DTM/DAW関連用語 |
タイミング・シフト |
表記 |
〔timingshift〕 |
解説 |
→クロック・シフト |
DTM/DAW関連用語 |
タイム・エキスパンション |
表記 |
〔time expantion〕 |
解説 |
録音された音のピッチを変えずに演奏時間を伸ばす機能。それによりテンポは遅くなります。 |
DTM/DAW関連用語 |
タイム・コード |
表記 |
〔time code〕 |
解説 |
始点からの時間経過を示す符号。主にビデオ・テープやオーディオ・テープに記録され、始点から時間/分/秒/何フレーム目であるかを表し、編集作業を行う場合や複数の機器を同期させる際に使用します。 |
DTM/DAW関連用語 |
タイム・コンプレッション |
表記 |
〔time compression〕 |
解説 |
録音された音のピッチを変えずに演奏時間だけを縮小する機能。それにより曲のテンポは速くなります。 |
DTM/DAW関連用語 |
タイム・シェアリング |
表記 |
〔time sharing〕 |
解説 |
CPUを効果的に活用するための手法の一つで、時分割処理とも呼ばれます。通常CPUは複数の処理を同時に行うことはできませんが、CPUの占有時間を分割して順次用いることによりCPUを効率的に使い、擬似的に複数の処理を並行して行っています。 |
DTM/DAW関連用語 |
タイム・ストレッチ |
表記 |
〔time stretch〕 |
解説 |
ウェーブ・データの任意の範囲の再生時間を拡大・縮小する機能のこと。一般的に再生時間は変化しますがピッチは変化しません。タイム・エキスパンション、タイムコンプレッションとはほぼ同じ意味ですが、主としてサンプラーのエディット機能の名称として使われることが多いです。 |
DTM/DAW関連用語 |
タイム・ベース |
表記 |
〔time base〕 |
解説 |
初期のシーケンサーやシーケンス・ソフトウェアなどで使われた用語。コントロール可能な最も短い音符の種類を示していました。4分音符を構成するパルス(クロック、ステップ、ティック)の数を示す数字で、24、48、60、96、120、240、480などが用いられ、数字が大きくなるほど微妙なタイミングのコントロールが可能となります。タイム・べースが480の場合は、4分音符の480分の1の細かさでコントロールできるということを示します。今日では「分解能」という用語が一般的に使われています。 |
DTM/DAW関連用語 |
ダウンロード |
表記 |
〔download〕 |
解説 |
インターネットなどでサーバーなどからファイルを取り出す操作のこと。 |
DTM/DAW関連用語 |
タグ |
表記 |
〔tag〕 |
解説 |
一般的には荷札、付箋といった意味。 ①コンピューターの分野ではファイルなどを整理するために付ける目印のこと。 動画や音声ファイルを検索する際、その目印を手がかりに探すことができます。 ②HTML(Web作成のための基本プログラミング言語)においては、文字列をコンピューターが解読できるようにするマーク付けのこと。後に続く文字列が何について書かれているのかを記した符号で、箱の中身が何であるかを記した荷札のようなものです。コンピューターはこのマーク付けによって、書式変更、文字修飾、画像やリンクなどを貼り付けることができるようになります。 |
DTM/DAW関連用語 |
多重録音 |
表記 |
〔multi-track recording〕 |
解説 |
レコーディングの手法の一つ。4トラック以上を装備するレコーダーを使い、オーバーダビングの繰り返しによって録音を完成させていく手法。通常、最終的にはステレオ2トラックにミックスダウンされます。今日のポピュラーミュージックのレコーディングは、DAWソフトウェアを使用する場合も含めて、ほぼ全てこの方法で行われています。 |
DTM/DAW関連用語 |
立ち上がり |
表記 |
〔attack/rise〕 |
解説 |
楽器の音が出始めてから一定の音量になるまでの時間を指します。シンセサイザーの場合はエンべロープのアタック・タイムとして表現します。スピーカーにおいては信号が入力されてから、振動板が振動するまでの僅かな時間のことを指します。 |
DTM/DAW関連用語 |
タッチ・センス |
表記 |
〔touch sensitivity〕 |
解説 |
主に電気・電子鍵盤楽器に対して使われる用語。ピアノの場合、鍵盤の打鍵の仕方によって音量変化、そして音色も微妙に変化します。こうした音量、音色の変化をシンセサイザーや電子オルガンで再現する機能をタッチ・センスと呼びます。ハモンド・オルガンや初期のシンセサイザーの鍵盤は、電気信号のオン/オフを検出するのみで音を出すための単なるスイッチであり、音の強さや音色の変化を表現することはできませんでした。これに速度(べロシティ) を検出するセンサーを装備し、それをアンプリファイアーやフィルター、エンべロープなどのパラメーターと関連付けて音量や音色の変化を可能としたものがタッチ・センスで、これにより鍵盤楽器の演奏表現の幅が大きく広がりました。これに対し一度打鍵した後の圧力変化を検知するセンサーを装備し、打鍵後の音程・音量・音色を変化させる機能をアフタータッチと呼びます。MIDIではセンサーの電気信号がノートオン・べロシティに変換されます。また各鍵ごとに個別に検出するキー・プレッシャーと、全鍵盤に対して同じ値を適用するチャンネル・プレッシャーとがあり、いずれも打鍵後のモジュレーション効果、明るさ調整を行うのに使われます。アフタータッチに対してノートオン・べロシティのことをイニシャル・タッチと呼ぶこともあります。またMIDIでは鍵盤から離れる際の速さを検出するノートオフ・べロシティも規定されており、リリース・タイムのコントロールに用いられますが、実際に使用されるケースは少ないです。 |
DTM/DAW関連用語 |
タッチ・パネル |
表記 |
〔touch panel〕 |
解説 |
PCなどの入力装置の一つ。平面に区切られた区間のどの区間で押されたかをセンサーが検出して、位置情報を送りPCに様々な動作を行わせます。主にPCやタブレット型コンピューター、スマートフォンなどで使われていますが、ディスプレイに使用しているシンセサイザーもあります。 |
DTM/DAW関連用語 |
タップ |
表記 |
〔tap〕 |
解説 |
元々は軽く叩くという意味で、データ入力方法の一つ。シーケンサーなどではボタンなどを指で打つ操作のことを指します。ドラムやパーカッションの入力に使用する他に、タップ動作にテンポを追従させる機能を持ったシーケンサーなどもあります。 |
DTM/DAW関連用語 |
タビュレーション・キー |
表記 |
〔tabulation key〕 |
解説 |
→タブ・キー |
DTM/DAW関連用語 |
タブ・キー |
表記 |
〔tab key〕 |
解説 |
コンピューター・キーボードのキーの一種。次のタブ・ストップまでカーソルを移動します。 |
DTM/DAW関連用語 |
ダブル・クリック |
表記 |
〔double click〕 |
解説 |
必要な位置にカーソルを合わせてマウスボタンを素早く2回押す(クリックする)操作のこと。ファイルを開いたりアプリケーションを起動させたりする際の操作なので、頻繁に使われます。 |
DTM/DAW関連用語 |
ダブル・ファンクション |
表記 |
〔double function〕 |
解説 |
ある機器で一つのボタンやキーに複数の機能を持たせること。操作モードごとに設けられた役割や機能が異なっていたり、シフト・ボタンなどを併用して機能を使い分けます。多くのボタンを備えることが難しいシンセサイザーやシーケンサーなどで採用されることが多いです。 |
DTM/DAW関連用語 |
ダミー・データ |
表記 |
〔dummy data〕 |
解説 |
見せかけのデータのこと。通常、データ自体は意味を持ちません。 |
DTM/DAW関連用語 |
ダンパー・ペダル |
表記 |
〔damper pedal〕 |
解説 |
ピアノに備えられているの3つのペダルの中で、一番右側にあたるペダル。踏み込んだ際、弦をミュートする装置が解除される仕組みになっています。 |
DTM/DAW関連用語 |
ダンプ |
表記 |
〔dump〕 |
解説 |
「どさっと落とす」という意味で、元々はダンプ・カーと同じ語源。ファイルの内容やコンピューターのメモリーを、プリンターやディスプレイなどに表示することを指します。シンセサイザーの場合は、音色データなどを別のシンセサイザーやPCなどに転送することを意味します。一般的にはシステム・エクスクルーシブ・メッセージとして転送します。また全音色などの一まとまりにされたデータを転送することをバルク・ダンプと呼びます。 |
DTM/DAW関連用語 |
ダンプ・リクエスト |
表記 |
〔dump request〕 |
解説 |
MIDIシステム・エクスクルーシブ・メッセージの一つ。シンセサイザーに対して音色データなどのダンプを要求すること。 |