弦の種類と張り方
エレキギターの弦の種類と張り方について解説していきます。
弦の種類
- ニッケル巻き弦(Nickel Wound): 最も一般的なエレキギター弦で、スチールコアにニッケルで巻かれたものです。バランスの取れたトーンとプレイアビリティを提供します。
- ステンレススチール弦(Stainless Steel): スチールコアにステンレススチールで巻かれたもので、明るくクリアなトーンを持ちます。また、耐久性に優れています。
- フラットワウンド弦(Flatwound): フラットな表面を持ち、丸みを帯びたトーンを生み出します。ジャズやブルースのプレイヤーに人気があります。
- ハーフラウンド弦(Half Round): ニッケルやステンレススチールなどで巻かれたが、表面を平らに磨いているため、フラットワウンドとロンドの中間的なトーンを持ちます。
弦の張り方
エレキギターの弦は通常、ヘッドストックからブリッジに向かって張られます。弦を張る手順は次の通りです。
- ヘッドストックへの取り付け: 弦をヘッドストックのチューニングペグに通し、適切な巻き数を残して巻きつけます。弦を通す方向や巻きつける方向に注意してください。
- ナットを通過: ヘッドストックから弦を引き、ナットを通過させます。弦が正しくナットを通過し、チューニングペグに巻きつけられるようにします。
- ブリッジへの取り付け: 弦をブリッジのサドルに通し、ブリッジピースの調整ネジを使って弦の高さと弦間の間隔を調整します。
- ピックアップとブリッジの間の張り調整: 弦がピックアップとブリッジの間で均等に張られていることを確認します。弦が正しく張られていない場合は、チューニングペグを調整して弦の張りを調整します。
- チューニング: すべての弦が正しく取り付けられたら、チューニングペグを使って各弦を適切な音程に調整します。通常は、チューニングペグを時計回りに回すことで弦を緊張させ、音を高くし、反時計回りに回すことで緩め、音を低くします。
以上が一般的なエレキギター弦の取り付け手順です。正しく弦を張ることで、安定したチューニングと良好な演奏性を確保することができます。