音楽用語 【モ】
音楽用語 |
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模唱法 |
読み方 |
〔もしょうほう〕 |
解説 |
他人が歌うのを聴いて真似て歌うことの音楽教育用語。幼児は模唱により歌を覚えて音感や歌唱能力を発達させていきます。 |
音楽用語 |
木管楽器 |
外国語表記 |
〔英:woodwind instruments〕 |
解説 |
古くは木製の管楽器の総称。現在はエッジに空気を吹きつけることで生まれる空気の対流から振動を得るもの。吹き込んだ空気によりリードを振動させることで発音する楽器を指します。 |
音楽用語 |
木管五重奏 |
外国語表記 |
〔英:woodwind quintet〕 |
解説 |
フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンの編成による五重奏。ホルンは金管楽器ですが、木管楽器の音色とよく融合するので加えられています。作品の多くは19世紀以降に現れ、イベール、シェーンベルク、ミヨー、フランセなどが書いています。 |
音楽用語 |
モタる |
解説 |
主に合奏などにおいて、一定のテンポをキープできずに遅くなってしまうこと。 |
音楽用語 |
モダン・ジャズ |
外国語表記 |
〔英:modern jazz〕 |
解説 |
スウィング時代のジャズに対して、1940年代にバップと呼ばれる革新的なスタイルが形成されて以後のジャズをいいます。なお、ジョン・コルトレーン(テナー・サクソフォーン奏者)は1950年代以降、マイルス・デイヴィス(トランペット奏者)らと共にモダン・ジャズ界をリードしました。 |
音楽用語 |
モテット |
外国語表記 |
〔伊:motetto〕 〔英・仏:motet〕 |
解説 |
フランス語の「言葉」を意味する「mot」に由来。元来は聖書の言葉を歌詞とする中世の無伴奏多声部合唱曲。但しバロック後期以降は、バッハに代表されるポリフォニーによる短い宗教的合唱曲を指すようになりました。 |
音楽用語(関連) |
モデリング |
外国語表記 |
〔英:modeling〕 |
解説 |
観察学習と類義語。他社(モデル)の行動やその結果を観察することで、観察者の行動に変化が起こる現象をいいます。このモデリングの技法は家庭で両親が用いたり、学校で教師が用いるなど社会的学習、集団学習において有効とされます。 |
音楽用語 |
モード |
外国語表記 |
〔羅:modus〕 〔英・仏:modes〕 〔独:Modus〕 〔伊・羅:modo〕 |
解説 |
①旋法。ラテン語のmodusは本来「尺、大きさ、限度」を表す言葉で音階を形成する一定の音組織。音階と混同して使われますが、音域と音の進行に制限がある点で音階とは異なります。ギリシャ旋法、教会旋法、民族的な旋法等があります。古代ギリシャでは各旋法に対して情緒や特性、それにふさわしい使用目的等の解説が加えられましたが、これは教会施法にも受け継がれ、それには教会旋法から派生した長調・短調の音組織で各調性に異なった性格があるとする調性格論にまで発展しました。教会旋法や特殊な旋法は特に近代フランス音楽やジャズ等の中で用いられ、また19世紀以後の芸術音楽では特殊な旋法が用いられるようになりました。旋法は単に歴史的・民族的意義ばかりではなく、音楽素材としてより広い意義を獲得しました。 ②一定の型をもったリズム定形。 |
音楽用語 |
モノフォニー |
外国語表記 |
〔伊:monophony〕 |
解説 |
ポリフォニー、ホモフォニーの対語で、単旋律の音楽形態を指します。グレゴリオ聖歌が代表的。 |
音楽用語(関連) |
模倣 |
外国語表記 |
〔英:imitation〕 |
解説 |
他人の行動を見たり聞いたりして、意識的・無意識的に類似あるいは同一の行動をとる事を言います。子供が新しい行動や言葉を覚える際に、重要な役割を果していると考えられています。 |
音楽用語 |
モンキー・タンブリン |
外国語表記 |
〔英:monkey tambourine〕 |
解説 |
皮の張られていない枠とシンバル(すず)だけのタンブリン。 |
音楽用語 |
モンド・ミュージック |
解説 |
ムード音楽、イージーリスニングなど、従来軽視されてきた匿名性の高い音楽の中でも特に珍妙で、エキゾチックな音楽ジャンルの呼称。 |
音楽用語 |
文部省唱歌 |
読み方 |
〔もんぶしょうしょうか〕 |
解説 |
明治から昭和にかけて、当時の文部省が編纂した尋常小学校、高等小学校、国民学校等の教科書に掲載された歌の総称。『故郷(ふるさと)』『かたつむり』など現在も歌われているものが多いです。 |