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音楽用語 【ア】

音楽用語(関連)

IQ(知能指数)

外国語表記

〔英:intelligence quotient〕

解説

知能指数(IQ)=精神年齢(Mental Age)/生活年齢(Calender Age)×100

フランスのビネーの考え方である精神年齢をドイツのシュテルンが発展させ、アメリカのターマンによって実用化されました。IQ100が典型的な普通児で、140以上は知的優秀、75以下は精神遅滞になります。生活年齢が異なると数値の意味が変わるので、現在では集団の平均点からのずれを見る知能偏差値を多く用います。

音楽用語

アイーダ

外国語表記

〔伊:Aida〕

解説

1871年初演で全4幕。古代エジプトのファラオ全盛時代が舞台で、マリエットの原案をデュ・ロクルのフランス語台本からギスランツォーニがイタリア語台本にまとめたもの。エジプトの奴隷にされているエチオピアの王女アイーダと、エジプトの将軍ラダメスの恋を描いた悲劇。『凱旋行進曲』が有名。

音楽用語

合の手

読み方

〔あいのて〕

解説

三味線音楽や筝曲の曲中で唄が休止して、次の唄までの間をつなぐ楽器のみで奏する短い間奏。

音楽用語

アインザッツ

外国語表記

〔独:Einsatz〕

解説

入ることの意味。楽器の弾き始め、歌い出し、フーガなどの声部の入りのこと。

音楽用語

アヴェイラブル・ノート・スケール

外国語表記

〔米:available notescale〕

解説

ジャズの即興演奏(アド・リブ)の基盤になるように体系づけられた音階(スケール)の総称。和音(コード)の機能および種類により演奏上使い分けられます。「アヴェイラブル・ノート」とは本来「利用できる有効な鍵盤」を意味する米語ですが、「アヴォイド・ノートavoid note」は演奏上注意して使用されなければなりません。→アヴォイド・ノート。

音楽用語(関連)

アヴェロンの野生児

外国語表記

〔英:wild boy of Aveyron〕

解説

19世紀初頭にフランスの医師イタールが報告。イタールは、アヴェロンの森で発見された11,12歳の少年を5年間教育しましたが、社会的な意味で未成熟な子供を後から教育し、正常な人間に戻すことがどれほど難しく困難であるかを報告しました。

音楽用語

アヴォイド・ノート

外国語表記

〔米:avoid note〕

解説

除外音。アヴェイラブル・ノート・スケール上において、和音構成音にもテンション・ノートにも当てはまらない音。

音楽用語

アウフタクト

外国語表記

〔独:Auftakt〕

解説

弱起。曲やメロディが弱拍から始まること。

音楽用語

「赤い鳥」童謡運動

読み方

〔あかいとりどうよううんどう〕

解説

鈴木三重吉。北原白秋、西條八十らによって大正7年に創刊された子ども向け雑誌『赤い鳥』に、当時の一流の詩人たちが次々と作品を発表し、後に山田耕筰、本居長世など、当時最高の作曲家たちがこれらの詩に曲をつけ、それまでの日本の文部省唱歌にはなかった新しい芸術性をもたらしました。ここから生まれた代表作としては『カナリア』『赤い靴』「砂山』などがあります。

音楽用語

ア・カペラ

外国語表記

〔伊:a cappella〕

解説

「礼拝堂風に」または「聖堂風にの意味。楽器の伴奏を伴わない声楽曲。また、それが転じて無伴奏で独唱・重唱・合唱すること。

音楽用語

アクセント

外国語表記

〔英:accent〕

解説

①特定の音だけを強く奏すること。 ②1小節で第1拍が強く、その他の拍が弱く感じられる場合、その強勢部をアクセントといいます。

音楽用語

アゴーギク

外国語表記

〔独:Agogik〕

解説

速度法、緩急法。正確なテンポやリズムに微妙な変化を付けて、ニュアンス豊かに奏すること。アッチェレランド、ラレンタンド、テンポ・ルバートなど。

音楽用語

アゴーゴ

外国語表記

〔ポルトガル:aーgoーgo〕

解説

ラテン・アメリカ(ブラジル)の体鳴楽器。2つ又は3つのカウ・ベルを鉄の棒でつないだ打楽器。スティックで叩いたり、カウ・べル同士を打ち合わせたりします。サンバの演奏に欠かせない打楽器。

音楽用語

アコースティック

外国語表記

〔英:acoustic〕

解説

エレクトリック(電気的)ではない生の楽器や演奏を指す言葉。本来は「聴覚の」「音響上の」という意味。

音楽用語

アコーディオン

外国語表記

〔英:accordion〕

〔独:Handhar-monika〕

〔仏:accordéon〕

〔伊:fisarmonica〕

解説

リード・オルガン属のフリー・リードを持つ楽器。胸に吊るし手で蛇腹式のふいごを操作します。右手は鍵盤で旋律を弾き、左手はボタンで低音と和音を奏します。(ロシアのクロマティック・アコーディオンでバヤン〔露:bayan〕と呼ばれるものもあります。)

音楽用語

朝顔

読み方

〔あさがお〕

解説

管楽器で吹き口と反対側に設けられた音の出口。

音楽用語(関連)

遊び

外国語表記

〔英:play〕

解説

大人にとって「遊び」は自由で自発的で、それ自体を楽しみ且つ満足を伴う活動です。度々「仕事」「真面目」と対比され、仕事以外の余剰エネルギーを傾けるもので、また仕事からの解放でありストレスの解消として位置付けられます。これに対し、子供にとっての遊びは生活そのものであり、遊びを通して認知・学習し、精神的身体的発達を遂げ社会性を身に付けていきます。子供の時期に子供としての遊びを経験できないことは、その後の人格形成に大きく影響すると言われています。

音楽用語

(子供の)遊びの分類

読み方

〔あそびのぶんるい〕

解説

◇ピアジェの認知発達過程からの分類 ①機能的遊び(物を投げる、叩く→乳児期) ②象徴的遊び(物をあるものに見立てる→2~7歳) ③規則的遊び(社会的ルールを持つ→7~11歳) ◇パーテンの社会的行動発達からの分類 ①とりとめのない遊び ②一人遊び ③傍観者的行動 ④並行遊び ⑤連合遊び ⑥協同的組織的遊び ◇ビューラー・山下俊郎の分類 ①感覚遊び ②運動遊び ③模倣ないし想像遊び(ごっこ遊び) ④受容遊び(絵本やテレビを見たり聴いたりする遊び) ⑤構成遊び(組み立てたり作り出すことに楽しみを覚える遊び)

音楽用語

頭出し

読み方

〔あたまだし〕

解説

録音・録画のテープやレコードなどの、ある部分を再生したい時にその始まりを探し出すこと。

音楽用語

アップ・ビート

外国語表記

〔英:up beat〕

解説

拍の裏側(弱部)のこと。「1ト2ト・・・」のトにあたります。指揮をする際に拍の裏で腕を振り上げることに由来。

音楽用語

アップライトピアノ

外国語表記

〔英:upright piano〕

解説

グランドピアノに対して竪型のピアノをいいます。

音楽用語

ア(ッ)タカ

外国語表記

〔伊:attacca〕

解説

楽章の終りに記され、その楽章が終わってすぐに次の楽章に入ること。

音楽用語

アッラ・ブレーヴェ

外国語表記

〔伊:alla breve〕

解説

2/2拍子を示す拍子記号で、速い2拍子を指すこともあります。例えばベートーヴェンの『英雄 交響曲』第3楽章381小節で、それまでの3/4拍子から急に2/2拍子になります。

音楽用語

アーティキュレーション

外国語表記

〔英・仏:articulation〕

〔独:Artikulation〕

〔伊:articolazione〕

解説

フレーズ内の細かい部分の表現法。スタッカート、レガート、音の区切りなど。

音楽用語

アド・リブ

外国語表記

〔羅:ad lib.〕

解説

①特にジャズにおいてコード進行やモードなどに基づいて即興演奏すること。インプロヴィゼーションとほぼ同義。 ②楽譜上にad libitum(羅)と記されている場合は、演奏者の自由に任せるという意味。

音楽用語

アナクルーシス

外国語表記

〔英:anacrusis.〕

解説

「アウフタクト」の意味。元は強拍(アクセント)の前にある単にアクセントのない音(または音群、リズム・グループ)を指します。一般的にアナクルーシスは、歌い出す前に息を吸う時や足を踏み出す時にその足を持ち上げるような一種の準備であり、緊張した状態をいいます。アナクルーシスの語は、リトミックで常用されます。

音楽用語

アナリーゼ

外国語表記

〔独:Analyse.〕

解説

楽曲分析、音楽作品の成り立ちを調べること。分析方法の視点として、形式、調性、構造、リズム、和声、管弦楽法、主題法、旋律、デュナーミク、様式などが設定されます。

音楽用語

アニソン

解説

アニメーション番組の主題歌、挿入歌などの総称。アニメ・ソングの略。

音楽用語

アニュス・デイ

外国語表記

〔羅:Agnus Dei〕

解説

ミサ通常式文の最後の章。「Agnus Dei, qui tollis peccata mundi 世の罪を除き給う天主の子羊」で開始し、「Dona nobis pacem われらに平安を与え給え」で閉じます。→ミサ

音楽用語

アフター・ビート

外国語表記

〔米:after-beat〕

解説

本来は弱拍や偶数拍の意味ですが、現代では偶数拍を強調して演奏する感覚を意味します。ジャズをはじめロック、ポピュラーなどはほとんどアフター・ビートです。

音楽用語

アフレコ

解説

映画などで映像が完成した後から音楽、台詞などを録音すること。アフター・レコーディング(after recording)を省略した和製英語。

音楽用語

アフロ・キューバン

外国語表記

〔米:Afro-Cuban〕

解説

ラテン・アメリカを代表する音楽。アフリカのリズムとスペインの音楽が融合して出来た音楽で、スペイン領だったキューバに住んでいた黒人奴隷によって作られました。

音楽用語(関連)

アマラとカマラ

外国語表記

〔英:Amala and Kamala〕

解説

狼に育てられたアマラとカマラの姉妹のうち、アマラは1年後に亡くなり、生き続けたカマラは教育により3歳6カ月児程度の知的能力を持ち、単純な社会的行動も見られるようになりましたが、それ以上の成長はありませんでした。「人間は人間によって育てられることで人間になっていく」ということが実証され、1941年にアメリカの心理学者ゲゼルにより報告されました。

音楽用語

アーメン終止

外国語表記

〔英:amen cadence〕

解説

変格終止のこと。讃美歌の最後のアーメンに用いられる終止。

音楽用語

アラゴネーズ

外国語表記

〔仏:Aragonaise〕

解説

ホタ

音楽用語

アラベスク

外国語表記

〔仏:arabesque〕

解説

「アラビア風」「唐草模様」の意味。本来はアラビア建築などの美術的装飾のこと。これに似た華麗に装飾された楽曲の標題にも使われました。シューマンのop.18やドビュッシーのピアノ独奏曲が有名。

音楽用語

アリア

外国語表記

〔英・仏:air〕

〔独:Arie〕

〔伊:aria〕

解説

①詠唱。アリアという言葉は元来、空気、呼吸、歌曲、旋律を意味しました。通常はオペラ、オラトリオ、カンタータ中の旋律的な独唱曲を指しますが、2重唱でもアリアの名称を持つ曲もあります。また演奏会用アリアのように独立した声楽曲もあります。アリアは多くの場合、先行する語るような調子のレチタティーヴォと対照を成します。18世紀ナポリ派のオペラでは、声楽の技巧を披露する典型的な場としてAーBーA’形式のダ・カーポ・アリアが発達しました。19世紀のイタリア・オペラでは、美しい旋律と高度な技巧を披瀝するという機能を保ちました。 ②器楽や声楽における小旋律曲を指す名称。

音楽用語

アリエッタ

外国語表記

〔仏:ariette〕

〔伊:arietta〕

解説

①小アリア ②18世紀後半のオペラ・コミックにおいて会話の合間に歌われるアリアで、これはcomedie melee d’ariettesと呼ばれます。

音楽用語

アルコ

外国語表記

〔伊:arco〕

解説

「弓」のこと。弦楽器でピッツィカートなどの後に再び弓を用いる奏法に戻る指示。

音楽用語

アルス・アンティクア

外国語表記

〔ラテン:ars antiqua〕

解説

「古い技法」の意味。14世紀フランスのアルス・ノヴァの作曲技法に対して用いられ、それ以前の音楽を指します。13世紀末期及び14世紀初頭のポリフォニー音楽。

音楽用語

アルス・ノヴァ

外国語表記

〔ラテン:ars nova〕

解説

「新しい技法」の意味。14世紀フランスの音楽の傾向で、F.ヴィトリの理論書『アルス・ノヴァ』にちなみます。リズム法が13世紀より複雑・精巧になり、完全音程の平行進行を禁じて3度6度の平行を許すなど、対位法にも新傾向が現れます。ギョーム・ド・マショーが代表的作曲家です。

音楽用語

アルト

外国語表記

〔伊・英・仏:alto〕

解説

①女声の最も低い声域を指します。コントラルト(伊:contralto)ともいいます。 ②混声4部合唱ではソプラノの下、女声合唱ではソプラノ又はメゾソプラノより低い声部。 ③楽器の音域でソプラノに見立てた楽器より少し低い、又はテノールより少し高いもの。アルト・サクソフォーン、アルト・フルートなど。 ④フランス語でヴィオラのこと。

音楽用語

アルト・クラリネット

外国語表記

〔英:alto clarinet〕

解説

→クラリネット

音楽用語

アルト・サクソフォーン(アルト・サックス)

外国語表記

〔英:alto saxophone〕

解説

→サクソフォーン

音楽用語

アルト・トロンボーン

外国語表記

〔英:alto trombone〕

解説

→トロンボーン

音楽用語

アルト・フルート

外国語表記

〔英:alto flute〕

解説

通常のフルートより完全4度低いト調の楽器。低・中音域は優雅で柔らかな、豊かな音色を持っています。

音楽用語

アルベルティ・バス

外国語表記

〔英:Alberti-bass〕

解説

古くは鍵盤楽器で行われた分散和音の一種。イタリアの作曲家アルベルティ(1717頃~1740頃)が始めたといわれます。

音楽用語

アルペジオ奏法

読み方

〔あるぺじおそうほう〕

解説

ギター奏法の1つ。コードを弾き下ろしたり弾き上げたりするストローク奏法に対して、コードを分散和音にしてピッキングすること。

音楽用語

アルペッジョーネ

外国語表記

〔伊:arpeggione〕

〔英:guitar violoncello〕

〔仏:guitar d’amour〕

解説

1823年頃、ウィーンのシュタウファーが発明したチェロとほぼ同じ大きさの擦弦楽器。ギターに似た形で6弦を持ち、調弦もギターと同じで指板にはフレットがあります。シューベルトがこの楽器のために書いた『アルペッジョーネ・ソナタ』によって名が残されていますが、現代でのこの曲はチェロで演奏されます。

音楽用語

アルペンホルン(アルプホーン)

外国語表記

〔独:Alphorn〕

解説

アルプスやピレネーの牧夫たちに愛用されている素朴な木製の管楽器。0.9~4mほどの円すい管。

音楽用語

アルマンド

外国語表記

〔仏:allemande〕

解説

16世紀に現われた緩やかな2拍子系のドイツ舞曲。バッハの時代に様式化され組曲の第1曲に用いられました。18世紀後半には速い3拍子系のワルツに似た舞曲を指しました。

音楽用語

アレンジメント

外国語表記

〔英:arrangement〕

解説

アレンジ、編曲のこと。ポピュラー音楽では実際の演奏形態に応じて曲の構成やリズム、ハーモニーなどを決定することを指します。

音楽用語

アングレーズ

外国語表記

〔仏:anglaise〕

解説

「イギリスの(舞曲)」という意味。1拍目に強いアクセントを置く2拍子系の舞曲。

音楽用語

アンサンブル

外国語表記

〔仏:ansemble〕

解説

2人以上の演奏者による合奏(合唱)又は重奏(重唱)のこと。楽器は同種、異種を問わない。

音楽用語

アンセム

外国語表記

〔英:anthem〕

解説

英国国教会の礼拝式で歌われる宗教的合唱曲。ローマ・カトリック教会のモテット、ドイツ・プロテスタント教会のカンタータに類し歌詞は英語です。ア・カペラによる「フル・アンセム」とオルガン伴奏と合唱による「ヴァース・アンセム」とがあり、ヘンデルやパーセルのものが有名。

音楽用語(関連)

安全基地

外国語表記

〔英:secure base〕

解説

ボウルビィの用語。2歳頃になると少し母親から離れて行動するようになりますが、度々振り向いて母親がいることを確認したり、時折母親の所に戻ってきてはまた遊びだします。このような母親の役割を、子供にとっての「安全基地」と呼びます。

音楽用語

アンブシュア

外国語表記

〔仏:embouchure〕

解説

フランス語で「管楽器の吹き方」「マウスピース」を意味する「アンブシュール」から由来しています。現在では管楽器を演奏する際の適切な唇と口の形を意味します。

音楽用語

アンプロンプテュ

外国語表記

〔仏:impromptu〕

解説

即興曲。19世紀ロマン派の性格的小品の一種。何気ない楽想を自由な書法でまとめた即興的な雰囲気の楽曲です。シューベルト、ショパン、フォーレなどの作品があります。

  




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