音楽用語 【イ】
音楽用語 |
---|
生田流 |
読み方 |
〔いくたりゅう〕 |
解説 |
箏曲の流派名。主な流派としては他に「山田流」があります。山田流との外見上の目立った違いは、爪の形および楽器を構える姿勢であり、生田流は角爪を用いてこの角を有効に使うため楽器に対し左斜め約45度に構え、山田流は,丸爪を用いて正面に構えます。 |
音楽用語 |
イージー・リスニング |
外国語表記 |
〔米:easy listening〕 |
解説 |
聴き心地の良い軽い音楽。ジャズ、クラシック、ポピュラーなど色々なジャンルの音楽をB.G.Mとして聞き流せるように編曲したもの。 |
音楽用語 |
イースト・コースト・ジャズ |
外国語表記 |
〔米:East Coast jazz〕 |
解説 |
1950年代のニューヨークを中心とした黒人のバップ系ジャズ。アドリブ・ソロが多用されました。ウエスト・コースト・ジャズに対する呼び名。 |
音楽用語 |
イースト・コースト・ロック |
外国語表記 |
〔米:East Coast rock〕 |
解説 |
アメリカ東海岸を中心としたロック。知的、硬質でプリティッシュな雰囲気を持っています。 |
音楽用語 |
イタリア風序曲 |
外国語表記 |
〔英:itarian overture〕 〔独:italieni-sche Ouver〕 〔仏:ouverture italienne〕 〔伊:ouverture italiana, sinfonia〕 |
解説 |
17世紀末から18世紀前半を通じてナポリ派のA、スカルラッティ等によって用いられたオペラ序曲。リュリのフランス風序曲とは異なり、急ー緩ー急の3楽章構成によるホモフォニックなこの序曲は、シンフォニアと呼ばれ後に交響曲へと発展します。古典派初期ではこの序曲と交響曲との区別はつかないです。 |
音楽用語 |
一語文/二語文 |
読み方 |
〔いちごぶん/にごぶん〕 |
解説 |
幼児の言葉の習得において、1歳を過ぎた頃から「ワンワン」「ブーブー」といった一語文で表現し、2歳頃から「ワンワン来た」「ブーブーちょうだい」といった二語文やそれ以上の多語文で話せるようになります。 |
音楽用語 |
1部形式 |
外国語表記 |
〔英:one part form〕 〔独:einteilige Form〕 |
解説 |
大楽節1つによる独立した楽曲。最も単純な形式で民謡や子守歌、変奏曲の主題などに見られます。 |
音楽用語 |
移調 |
外国語表記 |
〔英・仏:transposition〕 〔独:Transponierung〕 〔伊:trasposizione〕 |
解説 |
曲全体を別の調に移すこと。声楽の場合は個人の声域に合わせるため、器楽の場合は楽器の音域に合わせるために移調が行われることがあります。 |
音楽用語 |
移調楽器 |
外国語表記 |
〔英:transposing instrument〕 〔独:tran-sponierendes Instrument〕 〔仏:instrument transpositeur〕 〔伊:strumento traspositore〕 |
解説 |
実音とは異なる調で記譜される楽器のこと。例えば、変ロ調のクラリネットがハ長調で記譜された曲を演奏した場合、変ロ長調で響きます。その他、多くの管楽器に見られます。 |
音楽用語 |
移動ド/固定ド |
外国語表記 |
〔英:movable Do/fixed Do〕 |
解説 |
ドレミを絶対的な音高と捉え、音名としてのドレミで旋律を歌うことを固定ド唱法といいます。それに対し各長調の主音をド、各短調の主音をラとして歌うことを移動ド唱法(階名唱)といいます。 |
音楽用語 |
異名同音 |
外国語表記 |
〔英:enharmonic〕 〔独:enharmonisch〕 〔仏:enharmonique〕 |
解説 |
記譜上の音名は異なっていても響く音は同じ音のこと。例えば、嬰ハ音と変ニ音が平均律では同じ音であるようなこと。→エンハーモニック |
音楽用語 |
色音符 |
読み方 |
〔いろおんぷ〕 |
解説 |
読譜へ導入する方法の一つ。色と音を結びつけて五線上の音符を判別させようとするもの。日本では、たなかすみ氏による方法が知られています。 |
音楽用語 |
インヴェンション |
外国語表記 |
〔英:invention〕 〔独:Inven-tion〕 |
解説 |
「発明の才、創意」を意味するラテン語inventioに由来し、16世紀以来小さい声楽曲や器楽曲の名称として用いられました。ヴィターリの『Inventioni curiose』(1689)、特にJ.S.バッハの2声のクラヴィーア曲『インヴェンション』(1724)が有名です。 |
音楽用語 |
陰音階 |
読み方 |
〔いんおんかい〕 |
解説 |
日本の音階の一つで半音を含む音階。一般的には西洋音階のミ・ファ・ラ・シ・レ・ミ(上向)、ミ・ド・シ・ラ・ファ・ミ(下向)。陰旋法ともいいます。 |
音楽用語 |
イングリッシュ・ホルン |
外国語表記 |
〔英:English horn〕 |
解説 |
→コーラングレ |
音楽用語 |
印象主義 |
外国語表記 |
〔英:impressionism〕 |
解説 |
フランス音楽を中心に1890年から1910年代に現れた傾向で、もとはモネ、ピサロらを中心とした絵画の流派を指しました。音楽ではドビュッシーが印象主義の傾向として最初に言われ、全音音階や旋法、5音音階などを多用し、三和音から不協和音までを自由に混ぜ合わせるなどによって独特の音色感覚を生み出しました。代表的作品にドビュッシーの『牧神の午後への前奏曲』『沈める寺』、ラヴェルの『水の戯れ』など。 |
音楽用語 |
インストゥルメンタル |
外国語表記 |
〔英:instrumental〕 |
解説 |
軽音楽で歌唱・ヴォーカルを含まない器楽のみによる演奏のこと。またそのような楽曲。 |
音楽用語 |
インターリュード |
外国語表記 |
〔英:interlude〕 |
解説 |
→間奏曲 |
音楽用語 |
イン・ツー |
外国語表記 |
〔米:in two〕 |
解説 |
2拍子で演奏することを指示する用語。 |
音楽用語 |
インディーズ |
解説 |
メジャー・レーベル以外のレコード会社、及びそこからCDを発売しているアーティストを指します。 |
音楽用語 |
インテルメッゾ |
外国語表記 |
〔伊:intermezzo〕 |
解説 |
間奏曲。インテルメッツォともいい、オペラなどの幕間に演奏される器楽曲。また、単に独立した短い器楽曲にこの名が付けられたものもあります。 |
音楽用語 |
イントロ |
解説 |
→イントロダクション |
音楽用語 |
イントロダクション |
外国語表記 |
〔英・仏:introduction〕 〔独:Einleitung〕 〔伊:introduzione〕 |
解説 |
序奏、導入部。曲の主要部やメロディに入る前に準備的に置かれる部分で、ハーモニーやリズムで曲の雰囲気を作ります。特にクラシック音楽の場合は、緩やかなテンポが多いです。 |
音楽用語 |
イン・フォー |
外国語表記 |
〔米:in four〕 |
解説 |
4拍子で演奏することを指示する用語。 |
音楽用語 |
インプロヴィゼーション |
外国語表記 |
〔英:improvisation〕 |
解説 |
即興演奏。特にジャズ演奏では最も重要で、ソリストが即興を行うこと。→アド・リブ |
音楽用語 |
インベンション |
解説 |
→インヴェンション |