音楽用語 【ウ】
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音楽用語 |
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ヴァイオリン |
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外国語表記 |
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〔英:violin〕 〔独:Geige, Violine〕 〔仏:violon〕 〔伊:violino〕 |
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解説 |
| 擦弦楽器の1つ。ヴァイオリン属の高音楽器で最も代表的な弦楽器で全長は約60cm。ガットまたはスチールの弦は4本で下からG線、D線、A線、E線で完全5度で調弦されています。馬の尾毛で作られた弓で弦を擦って演奏する他に、指で弦をはじくピチカートなど多彩な奏法があります。オーケストラでは第1、第2ヴァイオリンに分かれ演奏され、コンサートマスターは第1ヴァイオリンの首席奏者が担当します。 |
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音楽用語 |
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ヴァージナル |
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外国語表記 |
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〔英:virginal〕 |
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解説 |
| 16世紀にイギリスで流行した鍵盤付きの撥弦楽器。ハープシコードよりも小型で形は長方形が主であり、弦が鍵盤と並行に張られています。またハープシコードと呼ばれるようになる前の17世紀末までは、鍵盤付き撥弦楽器の総称でした。 |
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音楽用語 |
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ヴァージョン |
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外国語表記 |
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〔英:version〕 |
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解説 |
| ポピュラー音楽でオリジナルの曲のアレンジ、演奏、ミックスなどを変えて異なる雰囲気の音楽にすること。ロング・ヴァージョン、ショート・ヴァージョン、ディスコ・ヴァージョンなどの言い方をします。 |
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音楽用語 |
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ヴァース |
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外国語表記 |
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〔英:verse〕 〔仏:couplet〕 |
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解説 |
| ポピュラー・ソングで、コーラス(リフレイン、ルフラン)に入る前の序の部分。スタンダード・ナンバーではよく見られますが、現在ではヴァースを持つ曲はほとんど見られません。クプレ。 |
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音楽用語 |
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ヴァリエーション |
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外国語表記 |
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〔英:variation〕 |
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解説 |
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→変奏曲 |
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音楽用語 |
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ヴァンプ |
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外国語表記 |
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〔英:vamp〕 |
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解説 |
| 2~4小節単位で繰り返される単純なリズム・パターンで、メロディの導入のために用いられます。ピアノの即興的な伴奏はヴァンピングといいます。 |
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音楽用語 |
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ヴィオラ |
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外国語表記 |
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〔伊・英:viola〕 〔独:Bratsche〕 〔仏:alto〕 |
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解説 |
| 擦弦楽器の一つ。ヴァイオリン属の中音楽器でヴァイオリンよりやや大きく、時代や製作者によりやや異なりますが約全長66cm。弦は4本でヴァイオリンより完全5度低く調弦されており、下からC線、G線、D線、A線となっています。通常はアルト記号によって記譜され、高音域ではト音記号も用います。オーケストラでは中音域を主に担当し、「アルト」とも呼ばれます。 |
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音楽用語 |
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ヴィオラ・ダ・ガンバ |
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外国語表記 |
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〔伊・各国共通:viola da gamba〕 |
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解説 |
| 擦弦楽器の一つ。6弦を持つヴィオール属の弦楽器で、低音域から高音域まで各種の大きさがあり、チェロのように両膝に挟んで演奏します。16~18世紀に重要な役割を果たしましたが、ヴァイオリン属によって圧倒されました。 |
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音楽用語 |
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ヴィオラ・ダモーレ |
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外国語表記 |
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〔伊:viola d’amore〕 |
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解説 |
| 17,18世紀に用いられた6,7弦の擦弦楽器。弓で弾かれる弦と同数の金属製の共鳴弦が指板の下に張られており、ヴァイオリンのように肩の上に乗せて演奏されます。バッハやテレマン、ヒンデミットなどによる作品が残されています。 |
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音楽用語 |
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ヴィオール属 |
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外国語表記 |
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〔英:viol family〕 |
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解説 |
| ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネなどの楽器の形の上からの分類。肩がなで肩をしているなど、ヴァイオリン属とは異なった形態で奏法も異なります。 |
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音楽用語 |
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ヴィブラ・スラップ |
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外国語表記 |
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〔米:vibra slap〕 |
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解説 |
| キハーダの代用楽器。曲げられた鉄棒の一方の端に木製の箱、もう一方の端に球が取り付けられています。球を箱にぶつけ、箱の中にあるつめを振動させて音を出します。 |
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音楽用語 |
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ヴィブラート |
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外国語表記 |
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〔伊:vibrato〕 |
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解説 |
| 「震えた」の意味。声や楽器の音を細かく震わせること。弦楽器では弦上で指を急速に震わせて奏します。 |
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音楽用語 |
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ヴィブラフォーン |
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外国語表記 |
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〔独:Vibraphon〕 〔英・仏:vibra-phone〕 〔伊:vibraphono〕 |
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解説 |
| 鉄琴の一種。鍵盤状に配列された金属の音板を両手に持ったマレットで叩いて演奏します。音板の下には共鳴管が取り付けられ、音板と共鳴管の間にはファンがあります。ファンは電気モーターで回転し、ヴィブラートが付けられます。ヴァイブラフォーン、ヴァイブ。 |
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音楽用語 |
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ヴァイオリン |
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外国語表記 |
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〔英:violin〕 〔独:Geige, Violine〕 〔仏:violon〕 〔伊:violino〕 |
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解説 |
| 擦弦楽器の1つ。ヴァイオリン属の高音楽器で最も代表的な弦楽器で全長は約60cm。ガットまたはスチールの弦は4本で下からG線、D線、A線、E線で完全5度で調弦されています。馬の尾毛で作られた弓で弦を擦って演奏する他に、指で弦をはじくピチカートなど多彩な奏法があります。オーケストラでは第1、第2ヴァイオリンに分かれ演奏され、コンサートマスターは第1ヴァイオリンの首席奏者が担当します。 |
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音楽用語 |
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ウィリアム・テル |
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外国語表記 |
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〔英:William Tell〕 〔仏:Guillaume Tell〕 |
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解説 |
| 1829年初演で全4幕。13世紀頃のスイス、ルツェルン湖の周辺が舞台で、シラーの戯曲に基づくジューイとビスのフランス語の台本による作品。スイスの伝説的英雄ウィリアム・テルとスイス同盟の史実に基づいたもので、序曲が特に知られています。主人公ウィリアム・テルが息子ジェミの頭上のリンゴを射落とす場面が有名。 |
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音楽用語 |
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ウインド・チャイム |
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外国語表記 |
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〔米:wind chime〕 |
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解説 |
| 長さ10~30cmの金属棒を30~50本、長さの順に吊るした打楽器。金属製のマレットや手でバーを次々に横切るように鳴らしたり、個々に叩いたりして演奏します。余韻は長く、スタンドにダンパーが付いたものもあります。「トゥリー・チャイム」「バー・チャイム」とも呼ばれます。 |
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音楽用語 |
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ウィンナ・ワルツ(ウィーン・ワルツ) |
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外国語表記 |
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〔独:Wiener Walzer〕 |
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解説 |
| 19世紀始めにJ.シュトラウス父子、ランナーらにより確立され、一世を風靡した独特なリズム感を持つウィーン風ワルツ。J.シュトラウスⅡ世の『美しく青きドナウ』のように、小さなワルツをいくつもつなげて構成されることが多いです。 |
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音楽用語 |
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ウエスタン・ミュージック |
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外国語表記 |
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〔米:western music〕 |
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解説 |
| 1930年代のアメリカ中西部の白人音楽。カウボーイ精神や開拓を歌ったもので、ファッションもカウボーイ・スタイルが全米で流行しました。南部の音楽、ヒルビリーに対する呼び名。 |
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音楽用語 |
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ウエスト・コースト・ジャズ |
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外国語表記 |
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〔米:West Coast jazz〕 |
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解説 |
| 1950年代にロサンゼルスを中心としたアメリカ西海岸で起こった、白人ミュージシャンによるジャズ。クールな感覚を持ち合わせて編曲を重視しました。 |
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音楽用語 |
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ウエスト・コースト・ロック |
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外国語表記 |
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〔米:West Coast rock〕 |
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解説 |
| 1960年代後半にアメリカ西海岸、ロサンゼルス、サンフランシスコで起こったロック。カントリー・ミュージックやサーフ・ミュージックなどの影響を受け、開放的でくつろいだ雰囲気に特徴があります。 |
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音楽用語 |
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ウエスト・サイド物語 |
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外国語表記 |
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〔英:West Side Story〕 |
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解説 |
| 1957年初演で全2幕。1950年代のニューヨークのウエスト・サイドが舞台で、ローランツの台本に基づくスティーヴン・ソンドハイム作詞による作品。対立する非行少年グループ間の男女の恋を描き1961年に映画化。『トゥナイト』『アメリカ』が有名。 |
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音楽用語 |
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ヴェネツィア楽派 |
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外国語表記 |
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〔英:Venetian school〕 |
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解説 |
| 16~17世紀初頭にヴェネツィアで活躍した楽派。フランドル出身の作曲家ヴィラールトがフランドル様式を始めたことでイタリアに広まっていき、ガブリエーリが代表的作曲家です。音色の華やかさ、声部の増大、半音階法などを特徴とします。また声楽から分離し、独立した器楽曲が成立しました。 |
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音楽用語 |
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ヴェリズモ |
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外国語表記 |
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〔伊:verismo〕 |
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解説 |
| 真実主義、現実主義。19世紀末の自然主義文学の影響を受けたイタリア・オペラの傾向。日常生活の中に起こるリアルなテーマを、ありのままに劇的に表現しました。マスカーニの『カヴァレリア・ルスティカーナ』、レオンカヴァルロ『道化師』が代表的な作品です。 |
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音楽用語 |
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ヴォイシング |
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外国語表記 |
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〔英:voicing〕 |
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解説 |
| ある旋律に対して声部を作成し、和声を付け加えること。 |
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音楽用語 |
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ヴォーカルプレイ |
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外国語表記 |
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〔英:vocal play〕 |
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解説 |
| 乳児期(3~4カ月頃)に見られるもので、乳児が一人で声を出して遊ぶこと。 |
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音楽用語 |
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ウォーキング・べース |
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外国語表記 |
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〔米:walking bass〕 |
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解説 |
| ジャズのフォー・ビートのべースの動き。特に決まったパターンはなく、奏者のアド・リブに任されています。音階的な順次進行や半音進行が多いです。 |
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音楽用語 |
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ウクレレ |
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外国語表記 |
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〔ハワイ:ukulele〕 |
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解説 |
| 19世紀後半にポルトガルの小型ギターがハワイに伝わった撥弦楽器。名前はハワイ語で「跳ねる蚤」 の意味。ギターと同形の小型の楽器で4弦を持ちます。 |
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音楽用語 |
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打ち込み |
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読み方 |
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〔うちこみ〕 |
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解説 |
| 楽器を使用せずコンピューターやシーケンサーなどに演奏データを入力しておいて、それを再生して演奏を実現させること。又はその結果として記録された音楽のこと。 |
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音楽用語 |
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ウッド・ブロック |
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外国語表記 |
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〔英:wood block〕 |
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解説 |
| 木をくり抜いた角型または円筒形の打楽器で、スティックで叩いて演奏します。丸形で両端に溝を付けて、二種の音が出るものは西洋起源のものです。L.アンダーソンの『シンコペーティド・クロック』での用法が有名。 |
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音楽用語 |
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うらコード(裏コード) |
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読み方 |
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〔うらこーど〕 |
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解説 |
| 代理和音の1つ。V7の代わりに増4度(トライトーン)関係にある属7の和音を使用することができます。この2つの和音は、重要な音である導音と第7音が共通しているので置き換えが可能となります。この和音は5度圏で元のV7の対極(裏)に位置するため裏コードと呼ばれ、バルトークの理論を応用したものと思われる技法です。 |
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音楽用語 |
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裏拍 |
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読み方 |
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〔うらはく〕 |
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解説 |
| 1拍を二等分した時の後半の拍に当たる部分。アップ・ビート(up beat)ともいいます。 |
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音楽用語 |
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裏メロ |
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読み方 |
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〔うらメロ〕 |
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解説 |
| 副旋律。デッド・スポットに主旋律を引き立てるためにフィル・インとして置かれます。 |






















