サクソフォン〔英:saxophone〕
|

|
音域
|

|
サクソフォンの特徴
|
- サクソフォンはクラリネットと同様に、1枚のリードを装着したマウスピースを咥えて音を出す木管楽器。金管楽器の真鍮製ボディですが木管楽器に分類され、豊かな音量を備える楽器です。
- サクソフォンは指使いがリコーダーとよく似ていて、音も比較的発音させやすいこともあり、クラシックのみならずジャズやロックなど、様々なジャンルで幅広く活用されていて支持があります。
- サクソフォンの音色は幅広く、包み込むようなソフトで豊かな音から、鋭く金属的な音まで色々な表情のキャラクターを備えていて、求められる場合は金管楽器のような大きな音を出すことも可能です。
- サクソフォンには音域別にソプラノ、アルト、テナー、バリトンの4種類があり、この他にもソプラニーノやバスなども存在し、一般的に用いられているのはアルトのサクソフォンになります。この4種類の楽器を使用したサクソフォン四重奏は、弦楽四重奏に匹敵するような表現力を兼ね備えています。
|
楽譜
|
- B♭管のソプラノとテナーの楽譜は、C(ド)音を吹くと実音のB(シ♭)音が出る記譜で、E♭管のアルトとバリトンの楽譜は、C(ド)音を吹くと実音のE♭(ミ♭)音が出るように記譜されています。
- 楽譜は実音表記ではないので、専用の楽譜以外の譜面で演奏する際は、B♭管のソプラノとテナーは全音、E♭管のアルトとバリトンは長6度上げて読譜し演奏する必要があります。
- 全てト音記号で記譜されていて、テナーはソプラノのオクターヴ下、バリトンはアルトのオクターヴ下の音が出るようになっていますので、持ち替えた際も同じ指使いで演奏することができます。
|
材質
|
- その他の木管楽器とは異なり、トーンホールも楽器の一部として振動していることから、キーも同じ真鍮製なのが特徴的です。
|
ソロ曲
|
♪ドビュッシー『ラプソディ』 |
オーケストラの名曲
|
♪ビゼー《アルルの女》第2組曲「ファランドール」 ♪ムソルグスキー組曲《展覧会の絵》から「プロムナード」 ♪ラヴェル『ボレロ』 |