トランペット〔英:trumpet〕 |

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音域 |

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トランペットの特徴 |
- トランペットは輝かしい音色を備える花形的存在の金管楽器。オーケストラや吹奏楽のみならず、ジャズやロックでも多くの支持がある楽器で、金管アンサンブルでも唯一の高音楽器として大活躍し、欠かすことのできない存在の楽器です。
- トランペットはどのジャンルの音楽においても旋律を担当することが多く、曲の盛り上がりを演出する魅力的な楽器になります。ただモーツァルトやハイドンなどの古典派の時代は、まだヴァルブが装備されていないトランペットですので、その時代に書かれたオーケストラ曲の担当パートでは、打楽器のようにひたすら同じ音を繰り返して演奏するので忍耐が必要になってきます。
- トランペットは認知度が高く楽器も豊富に存在し、コンパクトで身近な楽器として利用されますが、高音域を思い通りに演奏するためには、ある程度の訓練が必要になります。
- トランペットで用いるマウスピースを、同じ口径のコルネットやフリューゲルホルンなどに使用して、楽器を替えて違う音色を楽しむことができます。
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楽譜 |
- 吹奏楽やジャズでは、実音よりも全音高く記すB♭の移調譜が使用されます。
- オーケストラやクラシックのソロ楽曲では、曲の調性に合わせて基準音のC(ド)音が変わる移調譜が多いので、読譜に慣れておく必要があります。
- 曲の調性に応じた長さの楽器を使用した際は、逆に演奏が楽になることもあります。
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材質 |
- 一般的なトランペットはイエローブラスまたはゴールドブラス製。ベルのみ銀で作られる場合もあります。
- 仕上げは銀メッキのものが多く、他の金管楽器に比べると銀が用いられる頻度が高い傾向にあります。その他では金メッキやサテン仕上げもあります。
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ソロ曲 |
♪ニニ・ロッソ『夜空のトランペット』 ♪ハイドン『トランペット協奏曲』 |
オーケストラの名曲 |
♪マーラー交響曲第五番「アダージェット」 ♪ムソルグスキー組曲《展覧会の絵》から「プロムナード」 ♪チャイコフスキー交響曲第4番「第4楽章」 ♪メンデルスゾーン劇音楽《真夏の夜の夢》「結婚行進曲」 |