トロンボーン〔英:trombone〕
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音域
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テナートロンボーン
バストロンボーン
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トロンボーンの特徴
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- スライドの抜き差しで音程を変化させる低音金管楽器。スライドが特徴的なトロンボーンは、歴史が古い楽器で構造が原始的なので、自由な音程を操れる楽器でもあります。オーケストラや吹奏楽をはじめ、ジャズやロックや金管バンドなどで幅広く活用されています。
- トロンボーンは吹奏楽やジャズではトランペットに次いで活躍し、近代的なオーケストラの楽曲では雄大なクライマックスを演出する楽器として活躍します。しかし、オーケストラでも古典派の作品になると出番が少なくなり、出番があってもパートが少なく待ち時間が長いということが多いので、この手の楽曲を演奏する際は、ある程度の忍耐が必要になります。トロンボーンは特殊なメカニズムの楽器であることもあり、ソロ曲も少ないことがあります。
- 一般的に用いられるテナートロンボーンの音域は、トランペットのオクターヴ下にあたり、音程の微調整が可能なためハーモニーを形成するのが得意な楽器です。通常はテナートロンボーン2~3本と、太管のバストロンボーンが組み合って演奏されます。
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楽譜
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- クラシック楽曲の高音域では、ファゴットと同様にハ音記号が用いられます。
- ハ音記号にはテノール記号とアルト記号の2種類があり、どちらも読める必要があります。
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材質
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- 好みに応じてベルの部分をゴールドブラスや比重の重い銀で作る場合もあります。
- スライドの軽量化を図るため、モデルによっては外側の管をニッケルシルバーで作ることもあります。
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ソロ曲
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♪モーツァルト『第一戒律の責務』 ♪レオポルド《協奏曲》『第二楽章』 ♪トミー・ドーシー『アイム・ゲッティング・センチメンタル・オーバー・ユー』 |
オーケストラの名曲
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♪ワーグナー歌劇《タンホイザー》序曲 楽劇《ワルキューレ》「ワルキューレの騎行』 ♪ブラームス交響曲第1番「第1楽章」 |