ユーフォニアム〔英:euphonium〕 |
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音域 |
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ユーフォニアムの特徴 |
- ユーフォニアムの外観はチューバに似ていますが、サイズがチューバと比べるとコンパクトであり、トロンボーンと同等の長さの管を備えている楽器です。大きめのベルに向かい徐々に管が太くなっていく円錐形の構造は、ユーフォニアムの名前の由来である「よく響く」という通り、柔らかくて温かい音色を生み出します。
- ユーフォニアムの主な活躍の場は吹奏楽と金管バンドで、特に金管バンドではコルネットと共に花形楽器としてなくてはならない存在です。しかし、オーケストラやビッグバンドでは定席がなく、ゲストソリストの楽器として扱われます。ユーフォニアムはトロンボーンと同じマウスピースで演奏することができるため、欧米ではトロンボーンと併用して楽しむ演奏者も多くいます。
- ユーフォニアムは機動性に優れ音域も広いため、超絶技巧的なソロに適しています。また、吹奏楽ではマーチのオブリガードなど美しいソロが度々出てきますので、ユーフォニアムの美しい音色が響き渡ります。
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楽譜 |
- トロンボーンやチェロの楽譜をそのまま使用することが可能。
- 金管バンドでは、実音よりも1オクターヴと全音分高く記すB♭のト音記号の移調譜で記されるので、この移調譜にも慣れておくと良いでしょう。
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材質 |
- 一般的なユーフォニアムはイエローブラス製。ベルのみゴールドブラスで作られる場合もあります。
- 仕上げは銀メッキが好まれる傾向があります。ベルの内部などを金メッキにすることもあり、以前はサテン仕上げのユーフォニアムも好まれていました。
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ソロ曲 |
♪スパーク『ソング・フォー・イナ』 |
オーケストラの名曲 |
♪ホルスト組曲《惑星》第1曲「火星」 ♪ムソルグスキー組曲《展覧会の絵》から「プロムナード」 |