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各楽器を選ぶ際の注意点~木管楽器編~

フルートを選ぶ際のポイント

 

キーの違い

  • フルートには2タイプのものがあり、指で押さえるキーのカップが完全に塞がっているカヴァードキータイプのフルートと、真ん中に孔が空いたリングキータイプのフルートとがあります。
  • 指先が孔を直接塞ぐリングキータイプのフルートは、微妙な音程調節が可能なことから多くのプロ奏者に使用されていますが、初心者の方や手の小さい方は、確実に塞ぐことができるカヴァードキータイプのフルートを選択すると良いでしょう。

 

配置の違い

  • フルートにはキーの配置の違いで2タイプのものがあり、キーのカップが一直線に並んだ配置のインラインと呼ばれるタイプのフルートと、左手の薬指のキーを押さえやすい位置に配置したオフセットと呼ばれるタイプのフルートとがあります。
  • キーの違いの項目と同様に、初心者の方や手の小さい方は、無理のない形で押さえやすいオフセットを選択すると良いでしょう。

 

最低音の違い

  • フルートには最低音の違いで2タイプのものがあり、最低音がC(ド)音まで出るフルートと、さらに半音下のH(シ)音まで出るフルート(H足部管付きorH管と呼ばれる)とがあります。
  • 好みの問題となりますが、初心者の方は重量が軽くて演奏しやすい、最低音がC(ド)音までのフルートを選択すると良いでしょう。

 

材質の違い

  • フルートには様々な材質の違いのものがあり、銀、金、プラチナ、木、洋銀などが挙げられます。銀や金、プラチナなどの貴金属で作られた高価なフルートは上級者の方の使用が多く、初心者用の比較的安価な入門モデルでは、洋銀製または頭部管のみ銀製の洋銀製が主流になっています。
  • 初心者の方の場合は、材質や価格に左右されることなく、第一に自分が演奏しやすくて構えやすいフルートを選択すると良いでしょう。
  • 初心者の方のフルート選びで大切なことは、その楽器が正しい音程で演奏できるように設計されていて、正確な調整がされているかどうかということにあるので、材質の選択は二の次の選択肢だと捉えた方がいいでしよう。
  • 材質が銀製なのに価格が安いという理由だけで購入するよりも、品質が高くてアフターケアもしっかりしているというフルートを選択する方が、先々後悔せずに使用することができるでしょう。

 

 

 

オーボエを選ぶ際のポイント

 

オクターブキーの切り替えの違い

  • オーボエのオクターブキーの切り替えには2タイプのものがあり、ニつのオクターブキーの切り替えを左手の人差し指の横腹で行なうセミオートマティック式のオーボエと、指使いによって自動的に切り替わるフルオートマティック式のオーボエとがあります。
  • フルオート式は音によって自動的に切り替わるので便利なことがあり、セミオート式はマニュアルで操作するので調整が行いやすいということがあり、どちらを選択するかは好みと用途の問題になります。

 

品質の良いリードを用意する

  • オーボエはその他の楽器に比べて、初心者の方が独断で選ぶには難しい楽器になります。可能な限り、信頼できる上級者の方のアドバイスを受けて楽器を選ぶようにしましょう。
  • また、試奏する際に品質の良いリードを用意しないと、正しい楽器選びを行うことはできないので、品揃えが良くリペアがしっかりしている信頼のおける楽器店で、上級者が製作したリードを使用して試奏するようにしましょう。

 

キーの数の違い

  • オーボエは機種や価格帯によってキーの数に違いがあります。本来であれば、自分にとって必要であるキーを理解した上で購入するのがベストですが、初心者の方は標準的な機能を備えるオーボエを選択すると良いでしょう。
  • キーの数が増えると演奏上の効率は良くなりますが、その分だけ楽器の重量も増すことになります。重量によって吹奏感が変わってしまうこともあるので、多機能=良いものという先入観は避け、トータル的に演奏がしやすく心地よいオーボエを選択すると良いでしょう。
  • どの管楽器も精密に設計されていますが、中でもオーボエは特に繊細な構造を備えており、購入後の定期的な調整が不可欠な楽器ですので、アフターケアがしっかりとした楽器店で購入することをお薦めします。
  • 楽器の調整の他にも、リードの製作に必要な材料やパーツを揃える必要がありますので、信頼のおける楽器店を押さえておくと良いでしょう。

 

 

クラリネットを選ぶ際のポイント

 

B♭管とA管

  • クラリネットには、C(ド)音の指使いでB♭(シ♭)の音が出るB♭管と、C(ド)音の指使いでA(ラ)音が出るA管とがあります。
  • 初心者の方が初めて購入する場合はB♭管のクラリネットだけで問題ありません。吹奏楽やジャズでは基本的にB♭管のみで対応することができますが、オーケストラで演奏する場合はもう一本のA管も必要になります。

 

マウスピース

  • マウスピースは付属のものではなく、できれば上級者の方が多く使用しているものと同じメーカーのものを選ぶようにし、番号は自身が吹き易いものを選択するとよいでしょう。

 

海外製クラリネットの場合は基準音を確認する

  • 海外製のクラリネットの中には、全体の音程が日本の音合わせの基準音(A=442Hz)と異なるものもあるので注意が必要です。
  • 海外製のクラリネットを選ぶ際の注意点は、アメリカでは日本よりも低いA=440Hzを基準音にしているため、アメリカ向けに作られたものには注意が必要で、逆に日本の基準音よりも高いものも、ドイツやオーストリアの楽器の中にはあるので、この場合にも注意が必要です。
  • 同じ音をオクターヴ違いで演奏して両方の音程の誤差をチェックし、この差が極端にある楽器は、演奏するときの障害となるので避けた方がよいでしょう。日本の基準音に合わせるために、バレルが短いものに変更されてしまった楽器なども、音程の誤差が出やすいので注意が必要です。バレルとは、マウスピースと本体をつないでいる短い管のことで樽とも呼ばれています。
  • 楽器を構えた時にキーまで指がスムーズに届くかどうかをチェックし、特に左手人差し指を用いて鳴らすA(ラ)音と、両手の小指まで全て用いるB(シ)音の切り替えが行いやすいかどうかがポイントです。

 

 

 

ファゴットを選ぶ際のポイント

 

上級者の助言を受ける

  • ファゴットは初心者用でも高価な楽器ですので、楽器を選ぶ際は、可能な限り上級者の方の助言を受けることを推奨します。気候や湿度で変化しやすい木製のため、音程にも癖が出やすい楽器ですので、同じモデルでも出来れば上級者の方の助言を仰いで選ぶようにしましょう。

 

品質の良いリードとボーカルを用意する

  • 試奏する際に、可能な限り良い状態のリードとボーカル(リードと本体をつなぐ金属管)を用意しないと、正しい楽器選びを行うことはできないので、初めて演奏する方でも、ダブルリードを扱っている楽器店であれば対応してもらえることでしょう。

 

音程に癖がない楽器を選ぶ

  • ファゴット選びの最優先事項は、音程に癖がない楽器を選ぶことで、ファゴットは構造上、音程に癖が出やすいことがありますが、出来る限り音程の良いファゴットを選べば、無駄な障害を受けずに練習することができます。
  • また、各音の吹奏感のムラが出やすい楽器でもあり、特定の音だけが浮き彫りになっていると困りますので、それぞれの音に無理なく息を吹き込むことができるかチェックしましょう。

 

キーの数の違い

  • ファゴットは楽器の機種によってキーの数が異なり、基本的にはキーの数が増えていくと、その分楽器の値段も上がっていきます。購入後に演奏する上での不都合が出ないように、各キーの役割を事前に把握しておくといいでしょう。

 

中古品の注意点

  • 中古で購入する場合は、必ず実際に手にとって楽器をチェックするようにし、特に管の内部が損傷していないかを確認することが重要で、実物を確認しないでオークションや通販等のネットで購入するのは避けた方がいいでしょう。

 

タイプの違い

  • ファゴットには通常のタイプ以外に、ジェントルマンタイプという本体を分割してコンパクトなケースに収納できるタイプのものがあります。どちらを選択するかは自身の好みの問題となりますが、同モデルで両タイプのものがあれば試奏して比べてみるといいでしょう。

 

 

 

サクソフォンを選ぶ際のポイント

 

サクソフォンの種類

  • サクソフォンにはソプラノアルトテナーバリトンなどの種類がありますが、初めて購入して練習する場合は、アルトを選択するのが一般的です。演奏したい特定のジャンルが決まっているのであれば、そのジャンルに合わせた種類のサクソフォンを選ぶとよいでしょう。

 

試奏する際に必要なもの

  • サクソフォンを選ぶ際には、自身に合ったマウスピースとリードを用意して試奏することが重要で、分からない場合は信頼のおける楽器店で相談して、適切な組み合わせを用意するようにしましょう。
  • 試奏する際は首から楽器を吊るすストラップも必需品で、通常は楽器店で借りることができると思いますが、心配であれば念のために確認しておくといいでしょう。

 

特に小さい音を確認する

  • 演奏しやすいサクソフォンを選ぶことが大前提ですが、その際にどの音も大きな音が無理なく響くことと、小さい音で演奏したときに、綺麗な音のキープができるかどうかも確認しておくとよいでしょう。
  • 特に小さな音を奏でる時に、音が揺れずに真っ直ぐ伸ばすことができるかどうかは最重要ポイントで、これに支障があると、小さな音が得意なクラリネットなどの楽器と合奏するときに、苦しい思いをすることになるので注意するようにしましょう。

 

オクターヴの音程をチェックする

  • サクソフォンは構造上、オクターヴの音程がズレやすい楽器ですので、極力その誤差が少ない楽器を選ぶようにします。人間の聴覚の特性では、オクターヴが広がっていても、あまり違和感を感じないこともあるので、必ずチューナーを利用して各音のオクターヴの音程をチェックすることを推奨します。

 

ジャンルに適したマウスピースを使用して楽器選び

  • クラシックとジャズで用いるサクソフォンの構造自体には変わりはありませんが、マウスピースは全く違うタイプのものを使用する傾向があります。この違いによって音色はもちろんこと、吹奏感も大幅に変わってきますので、自身の演奏ジャンルに適したマウスピースを装着し、試奏して楽器を選択するのもいいでしょう。
  







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