ソプラノ
ソプラノは、西洋音楽における歌手の声域区分で、女声の高い音域を指します。
また、器楽においては、同系の楽器中で最も高い音域のものを指します。例えば、ソプラノサックス(サクソフォーン)などがあります。
ソプラノは、声楽においても重要な役割を果たしています。以下に、ソプラノの特徴と効果をご紹介します。
- 高い音域と透明な響き:
- ソプラノは、音域が高く、透明でクリアな響きを持っています。
- お姫さまや村娘など若い女性や少女の役が多く、他には妖精や女神など神秘的な役どころが多いです。
- 幅広く豊かな音色:
- ソプラノは、中声のメゾソプラノと比べて音域が高いため、幅広く豊かな音色を持っています。
- 恋人役が多いのもソプラノの特徴であり、女性らしさを感じる声と言えます。
- 役柄の幅広さ:
- ソプラノは、オペラや音楽劇でさまざまな役柄を演じます。
- 例えば、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」のドンナ・アンナ、プッチーニの「蝶々夫人」のタイトルロール、ワーグナーの「タンホイザー」のエリーザベトなどがあります。
ソプラノは、その美しい高音と幅広い表現力で、多くのオペラや音楽作品で重要な役割を果たしています。
ソプラノ [伊:soprano 略:Sop.]
ソプラノ(soprano)は、「最高声部、女声の最高声種」などをいいます。
sopranoは、「アルトの上」の意味で、語源はラテン語supra「上に、さらに」です。
ソプラノ<soprano>
女声の音域帯の1つで、ソプラノ、メッゾ・ソプラノ、アルトの3種類の中で最も高い音域を担当します。器楽で最上声部のことをソプラノという場合もあります。
オペラでは役柄によって抒情的なソプラノ・リリコ、比較的軽めなソプラノ・リリコ・レッジェーロ、劇的なソプラノ・ドラマティコなどと呼び分ける場合もあります。
ソプラノの音域

有名なオペラの配役
モーツァルト『魔笛』
夜の女王(ソプラノ・リリコ)
ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』
イゾルデ(ソプラノ・ドランマーティコ)
モーツァルト『魔笛』

ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』
