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調の相互関係 [英:relationship of keys]

 

二つの調の音階に共通の音が多く含まれ、密接な関係にある調同士を近親調といいます。

 

共通の音が少なく関係の薄い調同士を遠隔調といいます。

 

 

 

近親調は4種類

 

調には似た音の組織で構成されているものと、そうでないものがあります。例えばハ長調とト長調は、#1つ違いの音なのでとても似た調関係となります。

 

また、へ長調(♭1つ)と嬰へ長調(#6つ)では主音が半音違うだけですが、ひとつも同じ音がないという全く違った感じの調関係になります。

 

このように使われる音の多くが共通である場合、その二つの調の関係を「近親調」と呼び、共通する音が少ないもの同士の関係を「遠隔調」と呼びます。

 

遠隔調には近親調に準ずるものから全く無関係なものまでが含まれます。

 

近親調には次の4種類があります。

 

 

属調 主調の属音を主音とする調

 

ある調の完全5度上の音を主音とする同種の調。

 

調号では、#系なら1つ増え♭系なら1つ減ったもの。

 

属調の例

 

 

 

 

下属調 主調の下属音を主音とする調

 

ある調の完全4度上(完全5度下)の音を主音とする同種の調。

 

属調と下属調の2種類は、もとの調と構成される音が1つ違うだけです。

 

下属調の例

 

 

 

 

同主調 主音が同じ長調と短調

 

主音が同じで別種の調(長調⇔短調)で、違いは第3音が長調は高く短調では低くなります。

 

例えばト長調の同主調はト短調になり、ト短調の同主調はト長調になります。

 

同主調の例

 

 

 

 

平行調 調号が同じ長調と短調

 

調号が同じで別種の調(長調⇔短調)で、短調が自然短音階であれば全く同じ音同士になります。

 

主音は長調の短3度下が短調になり、へ長調の平行調はニ短調、ニ短調の平行調はへ長調です。

 

平行調の例

 

 

 

 

調の相互関係の例

 

 

 

 

 

 

古典派の時代には曲想の停滞化を避けるために転調が行われ、このような近親調を頻繁に使用されていました。

 

古典派に好まれた「ソナタ形式」での楽曲では、第1主題が長調なら第2主題は属調に、短調なら平行調で書かれるといった決まりもあったのです。

  







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