涙のパヴァーヌ(流れよ、わが涙)【ジョン・ダウランド】~ルネサンス音楽の名曲
後期ルネサンスのリュート曲の傑作
ジョン・ダウランドはイギリスを代表するリュート奏者の作曲家で、後期ルネサンス時代に活躍しました。
後期ルネサンス時代以前のリュートは、主に伴奏用で用いられていましたが、ダウランドが活躍したルネサンス時代の後期には、独立した楽器として演奏用で使用されるようになりました。
ダウランドが作曲した「涙のパヴァーヌ」は元々は歌曲でしたが、後にダウランド自身がリュート独奏用に編曲しました。
リュート
弦が2本1組で張られていて、深みや厚みのある音色が特徴的な楽器です。現代では、リュート曲の殆どがクラシック・ギターで代用されています。