《2つの悲しい旋律》 Op.34-2 「過ぎし春」【グリーグ】~音楽作品 名曲と代表曲
叙情的な作風が特徴のグリーグを代表する曲の一つ
グリーグの作品には劇音楽『ペールギュント』組曲、ピアノ協奏曲、ヴァイオリン・ソナタ、抒情小曲集などのほか多数の歌曲があります。
多数の歌曲の中で「過ぎし春」は、「春が来て花咲き誇る自然の息吹に心動かされながらも、無常にもやがて終わってしまう」と言った内容で詠われる、ヴィニエの詩に曲をつけた「春」という歌曲が原曲です。
「過ぎし春」はこの原曲をグリーグが弦楽合奏用に編曲したもので、美しい旋律を持ったグリーグを代表する楽曲です。