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大学祝典序曲 Op.80

 

 

華やかで明るく開放感あふれる演奏会用序曲

 

『大学祝典序曲』は1880年に作曲された演奏会用序曲で、大学から授与された名誉博士号に返礼するために創作されました。

 

1880年12月6日にベルリンで『悲劇的序曲』と共に公開で試演された後、初演は1881年1月4日にブレスラウ大学当局によって催された特別集会において、ブラームス自身の指揮のもと、ブレスラウのオーケストラ協会によって行われました。

 

1876年ブラームスが43歳の時、既に『ドイツ・レクイエム』や『交響曲第1番』で成功を収め、ヨーロッパで名声を博していたブラームスに、イギリスの名門ケンブリッジ大学から名誉博士号授与の申し出がありました。

 

しかし、この申し出はブラームスが船旅嫌いで英語も話せなかったため断ることとなります。その3年後の1879年、今度はポーランドのヴロツワフ大学(旧:ブレスラウ大学)から名誉博士号授与の打診がありました。

 

当初は感謝状のみで謝意を表明していましたが、彼を推薦した指揮者のベルンハルト・ショルツから説得され受けることとなりますが、そこでブラームスは1880年の夏に訪れていた保養地バート・イシュルで、名誉博士号の返礼の意味を込めて『大学祝典序曲』を作曲し同大学に献呈しました。

 

ポーランドのヴロツワフ大学(旧:ブレスラウ大学)

 

 

ブラームスの2つある演奏会用序曲のうちの一つである、『大学祝典序曲』は華やかで陽気な作品で、悲壮感をたたえた『悲劇的序曲』Op.81と好対照をなしています。

 

ブラームス自身はこの作品を「スッペ風のポプリ」と呼んでいて、ポプリとは音楽用語で一種のメドレー形式のことを指しています。

 

ブラームスはこの曲をピアノ連弾用に編曲し、長年慕うクララ・シューマンの誕生日祝いとして捧げていて、クララはこの贈りものを「輝かしい序曲」と呼んでとても喜んでいたそうです。

 

 

 
  





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