音楽人名【ク】

グイード・ダレッツォ
( 991頃ー1033以後 ) Guido d’Arezzo
解説
中世イタリアの音楽理論家。グイードは「聖ヨハネの讃歌」の各行の開始音を丁度その音にあたる歌詞の音節（ウト、レ、ミ、ファ、ソル、ラ）を当てはめ、階名唱法の基礎を定めました。また「グイードの手」を案出したと言われていますが定かではありません。グイードの手とは、中世ヨーロッパにおいて音名を左手の各部分に当てはめる方法で、音階の組織やソルミゼーションを覚える助けにするためのもの。
クガート,ザビア
( 1900ー1990 ) Cugaat, Xavier
解説
スペイン生まれの楽団指揮者。ルンバを考案し「ルンバの王」と呼ばれます。『マイ・ショール』等。
草川信
( 1893ー1948 ) くさかわしん
解説
主な作品に童謡『夕焼け小焼け』『ゆりかごの歌』『どこかで春が』。
クセナキス,ヤニス
( 1922ー2001 ) Xenakis, lannis
解説
ルーマニア生まれのギリシャの前衛作曲家。コンピューターを用いた作曲で有名。『ヘルマ』『ノモス・ガンマ』他。
グッドマン,べニー
( 1909ー1986 ) Goodman, Benny
解説
アメリカのジャズ・クラリネット奏者、バンド・リーダー。「キング・オブ・スウィング」の称号。『シング・シング・シング』他。
グノー,フランソワ
( 1818ー1893 ) Gounod, François
解説
フランスのオペラ作曲家。『アヴェ・マリア』、オペラ『ファウスト』等で知られます。
クープラン,フランソワ
( 1668ー1733 ) Couperin, François
解説
フランス、バロックの作曲家。クラヴサン音楽に和声的様式を用いました。『クラヴサン曲集』他。
クーベリック,ラファエル
（1914ー1996） Kubelík, Rafael
解説
旧チェコスロヴァキア生まれのスイスの指揮者。多くの現代曲を紹介しました。
クライスラー,フリッツ
( 1875ー1962 ) Kreisler, Fritz
解説
オーストリア生まれのアメリカのヴァイオリニスト、作曲家。『愛の喜び』『愛の悲しみ』他、小品が特に知られています。
クライバー,エーリヒ
( 1890ー1956) Kleiber,Erich
解説
ドイツの指揮者。ナチスに抗議し南米に亡命しました。
クライバー,カルロス
( 1930ー2004) Kleiber, Carlos
解説
エーリヒ・クライバーの息子でドイツの指揮者。
クライバーン,ヴァン
( 1934ー ) Cliburn, Van
解説
アメリカの英雄的ピアニストで、名を冠したクライバーン・コンクールがあります。
クーラウ,フリードリヒ
( 1786ー1832 ) Kuhlau, Friedrich
解説
デンマークの作曲家。フルート作品とピアノ初心者用の平易なソナチネで知られています。
クラヴォー,アンドレ
( 1915ー2003 ) Claveau, André
解説
フランスのシャンソン歌手。1956年『パパと踊ろうよ』で世界的エンタテイナーになりました。
クラウス, リリ
( 1905ー1986 ) Kraus, Lili
解説
モーツァルトを得意とするハンガリー生まれの女性ピアニスト。
クラウゼ, トム
( 1934ー ) Krause, Tom
解説
フィンランドのバリトン歌手。バッハ、モーツァルト、プッチーニ他、幅広いレパートリーを誇ります。
グラズノフ,アレクサンドル・コンスタンティノヴィチ
( 1865ー1936 ) Glazunov, Alexander Konstantinovich
解説
帝政ロシアの作曲家。ペテルブルグ音楽院教授としてプロコフィエフ、ショスタコヴィッチを育てました。
グラッペリ,ステファン
( 1908ー1997 ) Grappelli, Stephane
解説
フランスのジャズ・ヴァイオリンの巨星。ジャズ、クラシック問わず多くのアーティストとの録音を残します。
グラナドス,エンリケ
( 1867ー1916 ) Granados, Enrique
解説
スペインのピアニスト、作曲家。第1次世界大戦中、英仏海峡で乗っていた船が撃沈され死亡。代表作に『ゴイェスカス』（ゴヤの絵ふうの情景）。
倉橋惣三
( 1882ー1955 ) くらはしそうぞう
解説
大正の中頃から昭和の初頭にかけて活躍した日本の保育界の指導者的存在。幼児教育学者。欧米の留学後、児童中心主義保育を日本に広めました。主な著書に『幼稚園雑草』『就学前の教育』『育ての心』『フレーベル』などがあります。
グラーフ,ペーター＝ルーカス
( 1929ー ) Graf, Peter-Lukas
解説
スイスのフルート奏者で指揮者としても活躍。
クラーマー,ヨハン・バプティスト
( 1771ー1858 ) Cramer, Johan Baptist
解説
教則本で知られるドイツのピアニスト、教育家。
クリーガー,ヨハン
( 1652ー1735 ) Johann Krieger
解説
主な作品にクラヴィコード曲『6つのパルティータ』。
グリーグ,エドゥアルド・ハーゲループ
( 1843ー1907) Grieg, Edvard Hagerup
解説
『ピアノ協奏曲』『ペール・ギュント』等で知られるノルウェー最大の作曲家。
クリスチャン,チャーリー
( 1919ー1942 ) Christian, Charlie
解説
アメリカ。べニー・グッドマン楽団に参加したジャズ・ギターの開祖。
クリダ,フランス
( 1938ー ) Clidat, France
解説
リストを得意とするフランスの技巧派女性ピアニスト。
クリフ,ジミー
( 1948ー ) Cliff, Jimmy
解説
ジャマイカのレゲエ歌手、作詞・作曲家で、ヒット曲は『遙かなる河』。B.マーレーと共にレゲエ界の雄。
クリュイタンス,アンドレ
( 1905ー1967 ) Cluytens, André
解説
べルギーの指揮者。フランス系指揮者として度々ベルリン・フィルの客演もしました。
グリュミオー,アルテュール
( 1921ー1986) Grumiaux, Arthur
解説
「ティボーの再来」と言われたベルギーの名ヴァイオリニスト。
クリーン,ヴァルター
( 1928ー1991） Klien, Walter
解説
モーツァルトを得意としたオーストリアのピアニスト。
グリンカ,ミハイル・イヴァノヴィチ
（1804ー1857） Glinka, Mikhail Ivanovich
解説
ロシア国民楽派の祖と言われる作曲家。オペラ『ルスランとリュドミラ』が代表作。
グルダ,フリードリヒ
( 1930ー ) Gulda, Friedrich
解説
ジャズ演奏にも優れるオーストリアのピアニスト。
グルック, クリストフ・ヴィリバルト
（1714ー1787） Gluck, Christoph Willibald
解説
オーストリアのオペラ作曲家。パリを本拠としオペラ改革を行いました。『オルフェオとエウリディーチェ』他。
グールド,グレン
( 1932ー1982 ) Gould, Glenn
解説
1964年以降、演奏会を行わず録音のみに徹したカナダのピアニストで、バッハの作品に優れた業績があります。
グールド,モートン
( 1913ー1996) Gould, Morton
解説
アメリカの指揮者でポピュラー作曲・編曲家、ピアニスト。『リンカーンの伝説』他。
クルーニー,ローズマリー
( 1928ー2002) Clooney, Rosemary
解説
アメリカの女性ポップス・シンガー。1951年『Come On A My House』がミリオン・セラーになりました。
クルーパ,ジーン
( 1909ー1973) Krupa, Gene
解説
ベニー・グッドマン楽団等で活躍した、スウィング黄金期のアメリカの名ドラマー。『シング・シング・シング』他。
グレコ, ジュリエット
( 1927ー ) Gréco,Juliette
解説
フランスのシャンソン歌手。「実存主義のミューズ」という異名を持ちます。『パリの空の下』『ロマンス』他。
クレッチマー,エルンスト
( 1888ー1964 ) Ernst Kretschmer
解説
ドイツの精神病学者。精神病のタイプと体型との因果関係を提唱し、それを健常者の気質に適用しました。細身型ー分裂性気質、肥満型ー躁鬱（そううつ）性気質、闘士型ー粘着性気質（てんかん性気質）。
クレメル,ギドン
( 1947ー ) Kremer, Gidon
解説
ラトビア共和国のヴァイオリニストで、並み外れたテクニックを持ちます。
クレメンティ,ムツィオ
( 1752ー1832) Clementi, Muzio
解説
ピアノ演奏の発展に大きな功績を持つイタリアの作曲家、ピアニスト、出版業者。
クレンペラー,オットー
( 1885ー1973) Klemperer, Otto
解説
ポーランド生まれのドイツの指揮者。ナチスに追われアメリカに亡命。
クロスビー,ビング
( 1904ー1977 ) Crosby, Bing
解説
アメリカの世界最大ポップ歌手、映画俳優。『ホワイト・クリスマス』『ビギン・ザ・ビギン』他。
グローフェ, ファーディ
( 1892ー1972 ) Grofé, Ferde
解説
アメリカの作曲家。組曲『大峡谷』が代表作。