カホン編

パーカッションでの人気が定着したカホンは、様々な音楽で使用されています。
カホンとはスペイン語で「箱」を意味し、元々はペルー発祥の楽器です。

歴史

元々はペルー発祥の楽器で、奴隷として移住したアフリカ人が、タンスの引き出しやただの木箱を叩き始めたことがカホンの始まりといわれています。

現代ではフラメンコなどでも演奏されることで有名で、1970年頃にフラメンコギタリストのパコ・デ・ルシアがペルーのカホン奏者カイトロ・ソトからカホンをプレゼントされたことがきっかけで、フラメンコの本場スペインにカホンが持ち込まれました。

形状

一般的に多く用いられているのは、ペルーやスペインのカホンになります。キューバの場合はサリードール、トレスバス、キントと3種類の形状に分かれ、それぞれ演奏方法が異なります。

演奏方法

  • LOW:打面の中心を手の平で叩く。おわん型など手の形を工夫すると、さらにサウンドバリエーションが豊かになります。
  • MID:親指以外を使用して打面の上部を叩く。叩く場所により音が異なりますので、工夫して音を使い分けてみましょう。
  • HI:指2~3本分を角にあててアクセントとして使用します。MIDと上手く組み合わせて演奏してみましょう。

カホン

外国語表記

〔西:cajon〕

解説

  • ペルー、キューバの打楽器。木でできた空洞の箱を両手で叩いて演奏します。
  • スペイン語で「箱」を意味し、名前の通り直方体で後方にサウンドホールが空けられています。
  • 叩く位置によって低音と高音を使い分けることができ、音域に幅があり一つのカホンで様々な音色に対応することができます。

オプション

一般的にカホンは手で叩くのが基本的な奏法となりますが、サウンドバリエーションとしてブラシやマレットを使用することもあります。

アクセントとしてスプラッシュシンバルを並べて手で叩いたり、ハイハットスタンドにハイハットの代わりにスプラッシュシンバルを合わせて取り付け、足でリズムを刻みながら使用するケースもあります。

マイキング

ライブなどでマイクを立てた際、ハウリングを起こしてしまうことがありますが、このような時に活躍してくれるのがバウンダリーマイクです。

バウンダリーマイクのマイキング方法は簡単で、カホンの中に入れるだけとなります。バウンダリーマイクは、コンデンサーマイクなのでファンタム電源を送る必要があり、ファンタム電源はある程度の大きさのミキサーには標準装備されていますので、あまり心配することはありません。

バウンダリーマイク




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