音楽用語 【オ】
音楽用語 |
オイリュトミー |
外国語表記 |
〔独:Eurhythmie〕 |
解説 |
ドイツの思想家で人智学の創始者ルドルフ・シュタイナー(1861~1925)が提唱した身体運動芸術。体と心の一体化を表現の基礎に置きます。ギリシャ語のEu-(美しい)とRhythmus(リズム)の組み合わせで「美しいリズム」という意味。 |
音楽用語 |
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追分節 |
読み方 |
〔おいわけぶし〕 |
解説 |
民謡の一種。元々は中山道と北国街道との分岐点である信濃追分の宿駅で唄われた馬子唄で、悲哀を帯び声を長く引いて唄います。後に各地に越後追分、江差追分などができました。 |
音楽用語 |
オーヴァーテュア |
外国語表記 |
〔英:overture〕 |
解説 |
→序曲 |
音楽用語(関連) |
応答的保育 |
読み方 |
〔おうとうてきほいく〕 |
解説 |
自己表現力のつたない幼児に対し、保育者(大人)はその子の表情や行動を観察し、その子の思いを読み取らなければなりません。子供の思いに共感して親切に丁寧に応答していくことが望まれます。保育者からの一方的な保育指導は、子供の感じる心(感性)や学ぶ意欲を阻害しかねないと言う事です。 |
音楽用語 |
大太鼓(バスドラム) |
外国語表記 |
〔英:bass drum〕 〔伊:gran cassa〕 |
解説 |
大太鼓(和太鼓)・・・神社の祭礼などに用いられる太鼓や、相撲のやぐら太鼓などの大型の太鼓。くすのきや、かしなどの堅い木をくり抜いて胴を作り、両面に馬や牛の皮を張り沢山の鋲で留めています。祭ばやしでは「大胴(おおどう)」ともいいます。 |
音楽用語 |
大鼓 |
読み方 |
〔おおつづみ〕 |
解説 |
俗に「おおかわ」ともいいます。鼓(つづみ)の一種で能楽や長唄の囃子(はやし)に用います。奏者は左手で調緒(しらべひも)を握り、膝に乗せて右手で革面を打って鳴らします。鼓を打つときには掛け声を出します。 |
音楽用語 |
オカズ |
解説 |
フィル・インのこと。リズムによる場合とメロディによる場合とがあります。 |
音楽用語 |
オカリナ(オカリーナ) |
外国語表記 |
〔伊:ocarina〕 |
解説 |
1860年頃にイタリアのドナーティが考案。リコーダーと同じ発音原理を持つ陶土製の鳩笛。 |
音楽用語 |
沖縄音階 |
読み方 |
〔おきなわおんかい〕 |
解説 |
琉球音階。日本の伝統的な5音音階の一つで、沖縄地方の民謡などに多く見られるもの。長音階の第2、第6音を抜いた形です。 |
音楽用語 |
オクターヴ |
外国語表記 |
〔仏・英:octave〕 |
解説 |
完全8度音程のことで2音の音名は同じです。2音間の振動数の比が1:2の音程であるため最もよく協和します。oct-は仏・英語で8を意味する接頭語。オクターヴ記号は、記譜された音符を1オクターヴ上や下で奏するように指示するためのものです。五線の上部の「8va」「8」「オッターヴァ(伊:ottava)」「8vaAlta」=オクターヴ高く。五線の下部の「8va」「8」「8bass.」「8vaBassa」=オクターヴ低く。 |
音楽用語 |
オーケストラ |
外国語表記 |
〔英:orchestra〕 〔独:orchester〕 〔英:orchestre〕 〔伊:orchestra〕 |
解説 |
管弦楽。種々の管・弦・打楽器による合奏もしくは合奏団体。現代のオーケストラという言葉は、古代ギリシャ劇場の舞台と、客席の間に設けられた合唱団と楽器奏者のための円形の踊り場「オルケストラ」に由来します。オーケストラの規模は10名程度から100名以上の幅があり、通常各パートに複数の奏者が配されている点が室内楽とは異なります。木管楽器の通常は各楽器同数に編成され、その数によって2管編成、3管編成と呼ばれ、これに応じて弦楽器の数が増減されます。オーケストラは、弦楽器の圧倒的優位と通奏低音を特徴とするバロック時代を経て、18世紀にヴァイオリンI、Ⅱ、ヴィオラ、チェロの弦4部にフルート、オーボエ、ファゴット、ホルン等が加わる古典派オーケストラの基礎を築きました。モーツァルトの時代にはクラリネット、コントラバスも加わり、19世紀にはベルリオーズやワーグナー、ブルックナー、マーラー等の作品を通して編成の拡大を続けました。 |
音楽用語 |
オスティナート |
外国語表記 |
〔伊:ostinato〕 |
解説 |
ある一定の音形を曲全体あるいは長いまとまった部分の間、特定の声部や楽器が絶えず繰り返すこと。 |
音楽用語 |
オッペケペー節 |
読み方 |
〔オッペケペーぶし〕 |
解説 |
明治中期、新派俳優の川上音二郎が「浮世亭〇〇」と名乗って寄席に出演し、時世を風刺して歌った演歌。 |
音楽用語 |
音 |
外国語表記 |
〔英:sound〕 |
解説 |
①音高・ピッチ(英:pitch)音の一定時間内の振動数によって決まります。振動数の多い音を高い音、少ない音を低い音といいます。 ②音の強さ(英:loudness,dynamics,intensity)音の振動のエネルギー、振幅の大小。 ③音価(英:notevalue,time value,duration)音符や休符の長さ。 ④音色(英:tone color,timbre)音の成分の違いによって生まれる特性。発音体の振動のさせ方、倍音の含まれ方により同じ高さ、同じ大きさの音でも違った感じに聞こえます。 |
音楽用語 |
オード |
外国語表記 |
〔英:ode〕 〔独:Ode, Symphoniekantate〕 |
解説 |
頌歌。韻律、詩形ともに自由な「讃え」の詩。音楽も自由な形式で作曲され、合唱、独唱、管弦楽等多部分から成ります。パーセルやヘンデルの『聖セシリア祝日のオード』が有名。 |
音楽用語 |
オノマトペ |
外国語表記 |
〔ギリシャ・仏:onomatopée〕 |
解説 |
擬音語、擬声語。自然音や生活音などの実際の音を模倣して言葉にした語。「サラサラ」「ワンワン」など。 |
音楽用語 |
十八番 |
読み方 |
〔おはこ〕 |
解説 |
もっとも得意な芸や技、レパートリーのこと。 |
音楽用語 |
オフ・ビート |
外国語表記 |
〔米:off beat〕 |
解説 |
→アフター・ビート |
音楽用語 |
オブリガート |
外国語表記 |
〔伊:obbligato〕 |
解説 |
①省くことができない不可欠な声部のこと。 ②メロディ・パートをより引き立たせるために、(伴奏にのせて)同時に演奏される別のメロディのこと。助奏、カウンター・メロディともいわれます。 |
音楽用語 |
オペラ |
外国語表記 |
〔英・伊:opera〕 〔独:Oper〕 〔仏:opéra〕 |
解説 |
歌劇。合唱、重唱、独唱、器楽、舞踏を含む音楽劇の総称。16世紀末フィレンツェのギリシャ悲劇の復活上演を志すグループ、カメラータによって創始されました。オペラはその題材によって正歌劇(オペラ・セリア) と喜劇的なオペラ(オペラ・ブッファ、ドイツではジングシュピール、フランスではオペラ・ブーフ)とに分けられます。ブッファは元来セリアの幕間劇として発達しましたが、ペルゴレージの『奥様女中』(1733)頃より独立した作品として上演されるようになり、モーツァルトやロッシーニの作品で最盛期を迎えます。イタリアでは歌唱、フランスではバレー、ドイツでは劇を重視するという基本的傾向があり、各国の様式の違いはフランスとイタリアのオペラの様式に関する優劣論争(ブフォン論争)を1750年代に引き起こし、後のグルックのオペラ改革へと導きます。またドイツでは19世紀にワーグナーが、台本から舞台装置まですべてを自身の手で管理する楽劇を創作。彼はレチタティーヴォとアリアの切れ目を払いライトモティーフの使用によって、より有機的な劇の進行を目指しました。一方、イタリアでも従来のレチタティーヴォとアリアの交替による番号制のオペラは影を潜め、シェーナとアリアという形で劇の進行を妨げることなく、音楽的効果も最大限に発揮されるオペラがヴェルディ等によって作曲されました。19世紀末には社会を端的に反映する題材を扱った「ヴェリーズモ(真実主義)・オペラ」がマスカーニ、レオンカヴァロ、プッチーニ等によって作曲され、また民族運動を背景にロシア、チェコ等では自国語によるオペラの創作が活発になりました。 |
音楽用語 |
オペラ・コミック |
外国語表記 |
〔仏:opéra comique〕 |
解説 |
18世紀に成立した台詞と歌とによるフランス風オペラの総称。ビゼーの『カルメン』、マスネの『マノン』などが代表的。 |
音楽用語 |
オペラ・ブッファ |
外国語表記 |
〔伊:opera buffa〕 |
解説 |
buffaはbuffo(こっけいな、喜劇の)から来ています。18世紀のナポリ楽派の時代に生み出され、19世紀初頭まで栄えたイタリアの喜劇的なオペラ。単純明快で笑いに満ち庶民的な内容を持ちます。これに対して「真面目な」オペラを<オペラ・セリア(伊:opera seria)>といいます。初期にはオペラ・セリアの幕間に上演された「幕間劇」でインテルメッゾともいい、代表作はペルゴレーシの『奥様になった女中』が主でしたが、後に独立していきました。代表的なものにチマローザ、パイジェッロ、ロッシーニなどの作品があります。 |
音楽用語 |
オペレッタ |
外国語表記 |
〔伊・英:operetta〕 〔独:Operette〕 〔仏:opérette〕 |
解説 |
喜歌劇。オペレッタは「小歌劇」という意味のイタリア語。17,18世紀には短い多彩な舞台作品を指しましたが、19,20世紀はじめには歌わずに語る台詞と踊りを含む軽いオペラを意味するようになり、1858年にパリでオッフェンバックの『天国と地獄』が上演された頃から最盛期を迎えました。ウィーンではスッペの『ボッカッチョ』(1879)、ヨハン・シュトラウスの『こうもり』(1874)、『ジプシー男爵』(1885)、レハールの『メリー・ウィドゥ』(1905)等が上演され、ロマンティックな物語と華やかなワルツ、少し感傷的なウィーン独特の旋律に溢れた独自の様式を築きました。1910年以降にはカルマン、シュトルツ等が活躍しアメリカのミュージカル・コメディにも影響を与えました。イギリスではサリヴァンの『戦艦ピナフォア』(1878)、『ミカド』(1885)等が人気を得ました。 |
音楽用語 |
オーボエ |
外国語表記 |
〔伊・英:oboe〕 〔独:Oboe〕 〔仏:haut-bois〕 |
解説 |
ダブル・リードの木管楽器。鼻にかかったようなやや哀愁を帯びた美しい音色を持ち、カンタービレの旋律を演奏するのに適しています。管の長さの調節で調律しにくいため、オーケストラなどではオーボエの音律に他の楽器を合わせます。 |
音楽用語 |
オーボエ・ダモーレ |
外国語表記 |
〔伊:oboe d’amore〕 〔独:Liebesoboe〕 〔仏:hautbois d’amour〕 |
解説 |
オーボエ属のダブル・リードの木管楽器。オーボエより短3度低いイ調(A管)の移調楽器。オーボエとコーラングレの中間の大きさで洋梨型の朝顔を持ちます。「愛のオーボエ」の名の通り甘美な音色に特徴があります。 |
音楽用語 |
表拍 |
読み方 |
〔おもてはく〕 |
解説 |
1拍を二等分した時の前半の拍に当たる部分。ダウン・ビート(downbeat)ともいいます。 |
音楽用語 |
オラトリオ |
外国語表記 |
〔伊・英・仏:oratorio〕 〔独:Oratorio〕 〔羅:oratorium〕 |
解説 |
通常は宗教的な題材に基づく礼拝用以外の音楽で、独唱、重唱、合唱、管弦楽を含みます。オラトリオは、16世紀末にローマのオラトリオと呼ばれる礼拝堂で上演された宗教的対話劇に由来します。音楽は劇的であるが動作や衣装を用いない点、物語をレチタティーヴォで告げる語り手がいる点がオペラとは異なります。しかし世俗的な題材のオラトリオもあり、規模も様々なのでカンタータや受難曲との区別は難しいです。最初期のカヴァリエーリの『霊魂と肉体の劇』(1600)以来、シュッツやJ.S.バッハの『クリスマス・オラトリオ』、ヘンデルの『メサイア』、ハイドンの『天地創造』『四季』、メンデルスゾーンの『エリア』、オネゲルの『ダヴィデ王』『火刑台のジャンヌ・ダルク』、ストラヴィンスキーの『オイディプス王』等、多様なオラトリオが生み出されました。 |
音楽用語 |
オルガヌム |
外国語表記 |
〔ラテン:organum〕 |
解説 |
グレゴリオ聖歌の旋律をテノールという定旋律とし、その5度または4度下に平行に動くもう一つ又はそれ以上の旋律を付加した多声音楽。 |
音楽用語 |
オルガン |
外国語表記 |
〔英:organ〕 〔独:Orgel〕 〔仏:orgue〕 〔伊:organo〕 |
解説 |
ギリシャ語の「組み立てられた道具=オルガノン」から「楽器」、中世において「教会の楽器」、その後「パイプで発音する鍵盤楽器」を意味するようになりました。パイプではなくフリー・リードを使用した小型のオルガンをリード・オルガン、その中で吸い込み式のものを特に「ハーモニウム」と呼びます。パイプ・オルガンの演奏台には通常、数段の手鍵盤と低音部を受け持つ足鍵盤、音色を操作するストップがあり、演奏台からの指令がパイプに伝えられ、オーケストラのように多彩な音響を発します。パイプを発音させる手段として紀元前には水が用いられていましたが、後に「ふいご」による送風、現代では電気的な発音装置が用いられています。 |
音楽用語 |
オルタード・コード |
外国語表記 |
〔英:altered chord〕 〔独:alter-ierter Akkord〕 〔仏:accord altéré〕 〔伊:accor-do alterato〕 |
解説 |
変化和音、変質和音。和音構成音にその調にない半音階的変化が加えられた音を含むコード。特に第5音に変化 ( # 5 , b 5 )が加えられることが多いです。 |
音楽用語 |
オルタネイティング・ベース |
外国語表記 |
〔英:alternating bass〕 |
解説 |
コードの根音(ルート)と第5音を交互に弾くベースの奏法。 |
音楽用語 |
オールディーズ |
外国語表記 |
〔米:oldies〕 |
解説 |
1950~60年代のロックン・ロール、リズム・アンド・ブルース、ポップスの総称。ビートルズ、プレスリーなどがその代表。 |
音楽用語 |
オルフェオ |
外国語表記 |
〔伊:La favola d’Orfeo〕 |
解説 |
歌劇『オルフェオ』1607年初演。全5幕。近代オペラの出発点となる作品で、歴史的にも重要な意義を持ちます。ストリッジョのイタリア語台本によるギリシャ神話に基づく内容を持つ作品。 |
音楽用語 |
オルフシステム |
解説 |
ドイツの作曲家カール・オルフ(1895~1982)の創案による音楽教育のシステム。導入部分にペンタトニックのオスティナートを用いて、やさしく楽しく発展させていく活動。子どもの遊び歌を基本にしています。こうした活動にふさわしい教育用の楽器(オルフ楽器)を開発しました。 |
音楽用語 |
音階 |
外国語表記 |
〔英:scale〕 〔独:Tonleiter, Skala〕 〔仏:game, échelle〕 〔伊:gamma, scala〕 |
解説 |
音を音高に従って段階的に上昇、下降順に配列したものを言います。これには同じ音程関係が反復される周期があり、例えば古代ギリシャでは4度ごと(テトラ・コード)でしたが、多くの場合はオクターヴ周期です。オクターヴ周期の音階にはディアトニック・スケール(全音階)、クロマティック・スケール(半音階)、全音音階があり、ディアトニック・スケールではその全音と半音の配列の違いによって長音階と短音階が区別されます。また西欧以外の音楽では、例えばスコットランドや東洋の音楽のようにオクターヴ中に音が5つしか含まれない5音音階もあります。 |
音楽用語 |
音楽形式 |
外国語表記 |
〔英:musical form〕 |
解説 |
「楽式」ともいいます。「動機」と動機を連ねた「小楽節」、2つの小楽節を連ねた「大楽節」が形式の基礎となります。2つの小楽節をそれぞれ「前楽節」「後楽節」といい、これらを応用して各種の形式が生み出されます。リート形式(一部形式・二部形式・三部形式)、複合三部形式、ロンド形式、ソナタ形式、変奏曲形式他。 |
音楽用語 |
音楽取調掛 |
読み方 |
〔おんがくとりしらべがかり〕 |
解説 |
明治12(1879)年に文部省内に設置された音楽教育の研究、音楽教師の育成のための機関。 |
音楽用語 |
音楽療法 |
外国語表記 |
〔英:music therapy〕 |
解説 |
音楽の働きや力を利用して心身の障害を治療しようとするもの。この考え方は古代社会の呪術的な役割にまで遡ることができますが、現在のような意味では1950年にアメリカで全米音楽療法協会(NAMT)が結成され、治療的場面での音楽利用に「音楽療法」という名称が正式採用されたことに端を発します。 |
音楽用語 |
音感 |
外国語表記 |
〔独:musikalishes Gehör〕 |
解説 |
音や音楽に対する感覚のこと。主に音高や音程、和音を弁別する能力を指します。機械的な感覚が要求されるので早期教育が必要とされ、絶対音感と相対音感があります。 |
音楽用語 |
音痴 |
外国語表記 |
〔英:tone-deafness〕 |
解説 |
生理的に音高の認識や弁別が困難である状態。特に歌唱に際して、正確に音程が捉えられていないことをいいます。 |
音楽用語 |
音程 |
外国語表記 |
〔英:interval〕 〔独:Intervall〕 〔仏:intervalle〕 〔伊:intervallo〕 |
解説 |
2つの音の高さの隔たりのこと。音程の数え方は2つの同じ音を1度、音階的に次の音を2度と順に数えます。音程は同じ音程数でも含まれる半音の数が異なることがあるので、長音程、短音程、完全音程、減音程、増音程などに区別されます。 |
音楽用語 |
オンド・マルトノ |
外国語表記 |
〔仏:Ondes Martenot〕 |
解説 |
20世紀前半、フランスのモリス・マルトノによって発明された電子楽器。鍵盤とその手前に張られたリボンで操作します。音は3種類のスピーカーから出され、それらの組合せで色々な音色を出すことができます。和音は演奏できませんが、リボンに付けられた輪を滑らすことで完全なグリッサンドが可能です。オリヴィエ・メシアンの『ト ゥランガリラ交響曲』中の独奏など、フランスの作曲家によって多くの曲が書かれています。 |
音楽用語(関連) |
恩物 |
外国語表記 |
〔独:Gaben〕 |
解説 |
フレーベルによって幼児のために考案された遊具のことをいいます。第1恩物~第6恩物まであり、「この遊具を通じて神や宇宙を知る神からの贈り物」という意味。 |
音楽用語 |
音名 |
外国語表記 |
〔英:pitch name〕 〔独:Buchstabentonschrift〕 |
解説 |
固有の音の高さを示す名前。ハ長調の音階(幹音)にC, D, E・・・と名付け、臨時記号が付けられた派生音には、ドイツ語ではCis、Cesのように付加語尾を付けて呼び、英語ではC#、C♭のように呼びます。日本語ではイ,ロ,ハ・・・と名付け、#ハ、♭ハはそれぞれ嬰ハ、変ハのように呼びます。 |
音楽用語 |
音列 |
外国語表記 |
〔独:Tonreihe〕 〔仏:série〕 |
解説 |
セリー。①広くは音階、旋法とは異なるもので、且つ一定の秩序や組織に従って音を並べたもの。楽曲構造の基礎となります。 ②狭義には12音音列を指します。 |