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音楽用語 【ク】

音楽用語

グァラーチャ

外国語表記

〔西:guaracha〕

解説

現代キューバの最もポピュラーな音楽スタイル。トランペットとピアノに、様々なラテン打楽器を加えたアップ・テンポの曲調に特色があります。

音楽用語

クイーカ

外国語表記

〔ポルトガル:cuica〕

解説

ブラジルの打楽器。胴の片面に皮が張られ、その内側の中心に棒が付けられており、この棒を湿った布で擦って音を出します。指で皮を押して音程を変化させることもできます。

音楽用語

食う

読み方

〔くう〕

解説

シンコペーションなどによって、強拍より前にアクセントが来ること。強拍とタイで結ばれることが多い。

音楽用語

偶然性の音楽

外国語表記

〔英:chance operation〕

解説

チャンス・オペレーション。作曲や演奏に偶然性を取り入れた現代の音楽の一つ。偶然性は即興演奏の形で古くからありましたが、方法論として広まったのはアメリカの作曲家ジョン・ケージが1951年に提唱して以来のことです。音高、リズムが確定しないため、五線上に記譜せずに図形楽譜を使うことも多いです。

音楽用語

グッドタイム・ミュージック

解説

①時代性に捉われない普遍的な輝きを称えたポピュラー音楽。 ②古き良き時代の音楽。

音楽用語

九の和音

外国語表記

〔英:chord of ninth〕

解説

三和音に3度上の第7音、さらにその上に3度上の第9音を重ね五和音としたもの。この第9音は2度下行して解決します。属音上の九の和音を「属九の和音」といい、四声体では1音を省略して使います。

音楽用語

組曲

外国語表記

〔英・仏:suite〕

〔独:Suite〕

〔伊:partita〕

解説

複数の小曲、あるいは楽章をまとめた器楽曲。古典組曲と近代のオペラ、バレー、劇の付随音楽から自由に抜粋し配列した近代の組曲があります。古典組曲はバロック時代の最も重要な形式の一つで、舞曲の性格を持ったいくつかの楽章から成り全体は同じ調性で統一を図ります。主として鍵盤楽器とリュートのために作曲されました。17世紀中頃のフローベルガーは、アルマンド(独)-クラント(仏)-サラバンド(西)-ジグ(英)の国際的な形式を示し、これがバロックの標準的な組曲配列となりました。アルマンドの前に前奏曲、シンフォニア、トッカータ等、サラバンドの前後にメヌエット、ガヴォット、ブレー、ポロネーズ等を挿入することもありました。組曲には他にフランス風序曲を冒頭に持つ管弦楽組曲、自由な性格のイタリアの室内ソナタ等がありました。→スウィート

音楽用語

クラヴィーア

外国語表記

〔独:Klavier, Clavier〕

〔仏:clavier〕

解説

①オルガン以外の鍵盤楽器の総称。チェンバロ、クラヴィコード、ピアノを意味しますが、現代ではピアノを指すことが多いです。 ②鍵盤楽器の鍵盤を指します。

音楽用語

クラヴィオリン

解説

1950年代に作られた電子楽器。鍵盤とスイッチの付いた本体とスピーカーとに分かれていて、音を真空管で増幅して鳴らします。当時の歌謡曲でよく使用されていました。

音楽用語

クラヴィコード

外国語表記

〔英:clavichord〕

〔独:Klavichord, Clavichorde〕

〔伊:clavichordo〕

解説

16世紀から19世紀初頭までヨーロッパで用いられた有鍵打弦楽器。鍵盤の奥に付けられた金属棒(タンジェント)が下から弦を突き上げて発音します。他の楽器とは異なり、このタンジェントが弦長を決める役割も担いピッチを決めます。1本の弦を複数の鍵盤で使用するゲブンデン(小型のもの)型と、一つの鍵盤に1本の弦を使用するブントフライ型があります。この楽器は音が小さく繊細な楽器なので、指の振動が弦に伝わり、微妙なデュナーミクやニュアンスが出せます。そのためロココの時代に特に愛好されました。

音楽用語

クラーヴェ

外国語表記

〔西:clave〕

解説

キューバを中心とするラテン音楽リズムの核となる2小節フレーズのこと。このリズムをもとに様々な打楽器アンサンブルが行われます。通常クラーヴェはクラヴェス(拍子木)で奏されます。

音楽用語

クラヴサン

外国語表記

〔仏:clavecin〕

解説

→ハープシコード

音楽用語

クラコヴィヤク

外国語表記

〔ポーランド:krakowiak〕

〔独:Krakauer Tanz〕

〔仏:Cracovienne〕

解説

「クラクフの踊り」の意味で、軽快な4分の2 拍子のポーランドの舞曲。シンコペーションと弱拍のアクセントに特徴があります。

音楽用語

クラスター

外国語表記

〔英:cluster〕

解説

2度音程で密集して作られた和音。全音の積み重ね、半音の積み重ねでも作ることができます。ヴァイオリンなどの弦楽器では、半音よりさらに小さな音程でクラスターを作ることができます。

音楽用語

グラス・ハーモニカ

外国語表記

〔英:glass harmonica〕

〔独:Glasharmonika〕

〔仏:harmonica〕

〔伊:armonica〕

解説

濡れたガラスに手で触れることによって音を出す楽器。ガラス器を回転軸に通して横に置くことにより、常にガラス器が濡れている状態が保たれています。この機構はアメリカの政治家で科学者のべンジャミン・フランクリンによって考案されました。モーツァルトの『アダージョ K.617a』がよく知られています。

音楽用語

クラビーア

解説

→クラヴィーア

音楽用語

クラビコード

解説

→クラヴィコード

音楽用語

クラベス

外国語表記

〔西:claves〕

解説

中南米の打楽器で拍子木の一種。長さ20cmほどの2本の木を叩いて音を出します。

音楽用語

グラム・ロック

外国語表記

〔英:glam rock〕

解説

1970年代にイギリスを中心に流行したロック・スタイル。センセーショナルなファッションに特徴があり、後のへヴィ・メタルやパンク・ロックに影響を与えました。デヴィッド・ボウイがその代表的なミュージシャン。

音楽用語

クラリネット

外国語表記

〔伊:clarinetto〕

〔英:clarinet〕

〔独:Klarinette〕

〔仏:clarinette〕

解説

シングル・リードの木管楽器。移調楽器で変ロ調、イ調の2種類があります。3オクターヴ半以上の広い音域を持ち、優れた演奏能力があります。クラリネット属には他に、小クラリネット、アルト・クラリネット、バセット・ホルン、バス・クラリネット、コントラバス・クラリネットなどがあります。

音楽用語

クラント

外国語表記

〔仏:courante〕

〔伊:corrente, coranto〕

解説

フランス語の「courir 走る」に由来する舞曲。16世紀頃より存在し、17世紀には組曲中の1曲となりました。イタリア風コレンテは4分の3拍子、8分の3拍子の絶えず走るような速い曲であるのに対し、フランス風クラントは中庸のテンポで、2分の3 拍子と4分の6拍子が度々入れ替わるのを特徴としており、コレンテより洗練されています。

音楽用語

グランドピアノ

外国語表記

〔英:grand piano〕

解説

弦を水平に張っている平型ピアノ。

音楽用語(関連)

クリエイティブ・ドラマ

外国語表記

〔英:creative drama〕

解説

演劇用語。台本通りに進行して俳優が観客に見せるための「シアター・ドラマ」に対し、「クリエイティブ・ドラマ」は表現しようとする内容のみが設定され、観客とのコミュニケーションには関係がありません。クリエイティブ・ドラマは、表現しようとする意欲を育てる幼児の教育実践に有意義なものです。

音楽用語

クリシェ

外国語表記

〔仏:cliché〕

解説

編曲技法の1つ。同一のコードが長く続いている時、単調さを避けるため半音階や全音階のラインをおくこと。これをクリシェ・ラインといいます。単音のクリシェはメロディック・クリシェ、ベースに置く場合はベース・ライン・クリシェといい、2音以上の場合はハーモニック・クリシェと呼びます。

音楽用語

グリッサンド

外国語表記

〔伊・仏・英:glissando〕

解説

高さの異なる2音間を連続的に(滑るように)経過的に奏すること。ピアノでは通常、指の背で鍵盤上を速く滑らせます。弦楽器、管楽器、ハープ、木琴などで用いられます。

音楽用語

クール・ジャズ

外国語表記

〔英:cool jazz〕

解説

1940年代末にバップなどの熱狂的な演奏への反発から生まれた、冷静で知的なスタイル。マイルス・デイヴィスなど。なお、クール・ジャズへの反動から1954年頃に、ハード・バップと呼ばれる強烈なジャズのスタイルも生まれています。演奏家にソニー・ロリンズ(テナー・サクソフォーン奏者)など。

音楽用語

クルターク ピアノ曲集≪遊び≫

読み方

〔クルターク ピアノきょくしゅう≪あそび≫〕

解説

1979年にハンガリーの作曲家クルターク・ジョルジィが発表したピアノ曲集。図形楽譜の使用、クラスターやグリッサンドといった奏法の多用など、ピアノによる様々な音楽表現が体験できるように構成されています。楽譜表記と奏法の斬新さで日本でも注目されています。

音楽用語

グループ・サウンズ

解説

エレキ・ギターを中心に数人で編成されるインストゥルメンタル及びヴォーカル(コーラス)入りのバンド。1960(昭和40)年代後半に日本で大流行。GSともいいます。

音楽用語

グレゴリオ聖歌

外国語表記

〔羅:cantus gregorianus〕

〔英:Grego-rian chant〕

〔独:gregorianischer Choral〕

〔仏:chant grégorien〕

〔伊:canto gregoriano〕

解説

典礼聖歌の整備に貢献したと言われるグレゴリウス1世(590~604在位)の名に由来する、ローマ・カトリック教会の典礼のためのラテン語単声聖歌。キリスト教的古代から現代まで歌い継がれ、宗教作品のみならず他の作品にも旋律を提供してきました。

音楽用語

クレド

外国語表記

〔羅:credo〕

解説

「我は信ず」の意味で、ミサ通常文の『信仰宣言』。歌詞は「使徒信経」ではなく「ニケア信経」から採られています。ミサ通常文には1000年以後に入れられました。通常文のミサ曲中では第3曲。→ミサ

音楽用語

グロッケンシュピール

外国語表記

〔独:Glockenspiel〕

〔英:glockenspiel〕

〔仏:jeu de timbres〕

〔伊:campanelli〕

解説

鉄琴。鋼鉄の音板が鍵盤状に配列され、両手に持った木のマレットで叩いて演奏します。金属的な澄んだ音を発し、色彩的効果を添える時や、高音部の旋律を浮き立たせるために使用されます。実音は記譜よりも2オクターヴ高い。

音楽用語

グローリア(イン・エクシェルシス)

外国語表記

〔羅:Gloria (in excelsis)〕

解説

「(天のいと高きところ、神に)栄光」の意味で、ミサ通常文の第2曲『栄光の賛歌』。ミサに採用されたのは6世紀。→ミサ

  




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