旋法と長・短音階 【楽典】ピアノ/ギター入門 初心者向け音楽 音符・楽譜の読み方
旋法とは音階を形成する一定の音組織のことで、音階とは音を高さの順に階段的に配列したものです。
音階には音の配列の決まりがあり、様々な音階(旋法)がありますが、大きく分けて「長音階」・「短音階」に分けられます。
教会旋法から長・短音階 [英:mode / major&minor scale]
西洋音楽ではルネサンス時代まで、【ドリア・フリギア・リディア・ミクソリディア・エオリア・イオニア】と呼ばれる6種類の教会旋法がありました。
この6種類の教会旋法は、各々に正格と変格の別があり計12種類が使われていましたが、そのうちの二つイオニア旋法が長音階へ、エオリア旋法が短音階へ発達していきました。
J.S.バッハを初めとしたバロック時代では、こうした長・短音階を駆使して作曲されていました。
バッハの作品に「すべての長・短音階による平均律クラヴィーア曲集」が残されています。
日本にも古来より、5つの音による音階(律音階・都節音階・民謡音階・沖縄音階)があります。