移調 【楽典】ピアノ/ギター入門 初心者向け音楽 音符・楽譜の読み方
ある調の曲を別の調に移しかえることを移調といいます。
もとの音程関係は変わらず、音の高さだけが上や下に移ります。
移調とは曲の高さを変える「移しかえ」を意味します。ヴァイオリンの曲をヴィオラで弾く時や、声楽曲を歌手の声域に合わせるときなどによく行われます。
また、鍵盤楽器のピアノでは黒鍵が多くて弾きづらいときなどに、♯や♭の少ない調に移調することもあります。
オーケストラの楽器の中では、クラリネットやホルンなどが「移調楽器」といい、実際に出す音と指使いが違うので、楽譜では基となるメロディーとは違う高さで記譜されます。
そのため、移調楽器の楽譜を読むためには、調号や音程関係をよく考えなければなりません。臨時記号などにも注意が必要で、ここがオーケストラの総譜を読む最大の難関となります。
声楽曲の移調例
臨時記号が付いている場合の移調時の注意点
移調楽器の記譜例