大きな2拍子を意識する6拍子の指揮法
6拍子は、3拍ずつの2つのグループに分かれています。例えば、「1、2、3」「4、5、6」と数えるとき、「1」と「4」が強拍になります。指揮法を練習するときは、楽曲分析やピアノ奏者との共同練習などが有効です。
6拍子の指揮法
指揮のときは、横向きの8の字で振ります。つまり、「1」で右上、「2」で右下、「3」で中央、「4」で左上、「5」で左下、「6」で中央という動きになります。
指揮法の基本は、音のタイミングを指示することですが、それだけではありません。指揮者は、曲の表現や流れを演奏者に意識させることや、演奏者の気持ちを盛り上げることも大切です。
6ビート指揮法とは、1小節を6拍で演奏する指揮法です。指揮者は指揮棒または手を使って、テンポ、アクセント、ビートの細分化を示すパターンを空中に描きます。
6 ビート パターンは、音楽の速度とスタイルに応じて、6/4または6/8拍子の音楽に使用できます。6ビートパターンは、3つのメインビートと3つのサブディビジョンで構成されます。
メインビートは下、左、右であり、サブディビジョンはメインビート間のフリックです。指揮者の視点から見ると、パターンは次のようになります。
下 -> 左 -> フリック -> 右 -> フリック -> 上
ダウンビートは小節の最初で最も強いビートであり、指揮棒または手の下向きの動きによってマークされます。左拍は小節の2拍目で、左への水平移動が特徴です。
フリックは、小節の3拍目を示す上向きの素早い動きです。右拍は小節の4拍目で、右への水平移動が特徴です。2番目のフリックは小節の5拍目を示します。
アップビートは小節の6番目の最後のビートであり、次のダウンビートにつながる上向きの動きによって特徴付けられます。6ビート法で指揮する際のヒントは次のとおりです。