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短音階(マイナー・スケール) 【楽典】ピアノ/ギター入門 初心者向け音楽 音符・楽譜の読み方

 

短音階(マイナー・スケール)には、3種類の異なった様相を帯びた音階があり、「自然短音階」、「和声短音階」、「旋律短音階」があります。

 

自然短音階の配列 [英:minor scale / minor key]

 

短音階の「短」は英語の”minor”が示すように、暗い・悲しいといった意味を持っています。ここでは、3種類の中で原型に当たる自然短音階の配列についてみていきます。

 

「ラ」を初めの音(主音)に決め、そこから次の「ラ」の音までピアノの鍵盤を弾くと、「ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ」という7つの音による幹音での基本となる音階ができます。

 

これが短音階の原型となる配列で、第2音と第3音の間、第5音と第6音の間が半音で、そのほかは全音からなる音階を「自然短音階」といいます。

 

このような音程関係を作れば、どの音からでも自然短音階の配列を作ることができます。

 

「ド」を初め(主音)とした場合は、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」の第2音と第3音の間、第5音と第6音の間が半音で、その他は全音である配列となるため、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」になります。

 

しかし、短音階の原型であるこの自然短音階は、西洋音楽に登場することは極めて稀で、ロシア民謡などで時々聞かれる程度といった音階になります。

 

 

 

ラを主音とした自然短音階

 

 

 

 

ドを主音とした自然短音階

 

 

 

 

レを主音とした自然短音階

 

  




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