ジョルジュ・ビゼー 【Georges Bizet】 (1838-1875)
ジョルジュ・ビゼー(Georges Bizet, 1838年10月25日、パリ - 1875年6月3日、ブージヴァル)はフランスの作曲家。
歌劇などの劇音楽を作曲の中心とし、25歳の時の歌劇『真珠採り』でオペラ作曲家の地位を確立します。
その後フランス人の作家アルフォンス・ドーデの劇『アルルの女』の付随音楽や、歌劇『カルメン』などを作曲しましたが、1875年3月にパリのオペラ=コミック座で行われた『カルメン』の初演は、ヒロインが女性労働者だったこともあり失敗に終わりました。
ヒロインの声域をそれまでに一般的だったソプラノではなく、メゾソプラノに設定したことも新しさの一つでした。
歌劇『カルメン』はドビュッシー、サン=サーンス、チャイコフスキーなどから賞賛され、ニーチェは『カルメン』を20回も観たと記述しています。
運命を引き受ける至高の個人としてのヒロインに感応するところが大だったと考えられ、ちなみにビゼーは舞台作品は約30曲以上も残していますが、『カルメン』『アルルの女』『真珠採り』以外は殆ど知られていません。
交響曲